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第183回『そしていま、みんな判らなくなった!?』

素直な新入社員

 今年の企業に入った新入生は、ほとんどが安定志向とか?そして企業の指示に従順に応えて、最後まで勤め挙げたいというのが体勢のようです。きびしい就活を乗り越えて入社した彼らは超エリートです。企業の将来を託された彼らの内向き志向を非難するのは勝手ですが、今の経済状況では無理もないことでしょう。
上司にとっては、やりよい素直な社員が入社してきたことは寝首を取られないで安心、うれしいことでしょう。

感情が支配する未来展望

 外国のジャーナリストが述べていましたが、いま世界の政治を動かしているのは・感情で大きくは3つの感情の文化があると述べています。先ずは屈辱の感情が支配する文化、恐れが支配する文化、そして希望の文化の3つであると。
これを日本に当てはめるとどうか?
独断ですが、ワーキングプアの人々を支配するのは、自信の喪失から生まれる嫉みと屈辱の感情であり、格差社会の上層にある人々を支配するのは失うことへの「恐れ」の感情ではないか?と思います。
かつては一億皆中流という自信を持っていた人々は、長引くデフレとそれがもたらして来ているマイナスに直面し中流は富裕層と貧困層の2つに階層分化してしまいました。
そして不運なことにリーマンショックが経済を揺さぶり、低成長は、富裕層には不安を、貧困層には絶望を、そして底辺に生きる屈辱を与えています。そしてもはや始まりつつある、高齢化社会の到来は、果てしない暗闇を連想させ不安を恐れに富裕層を導き、貧困層には行き場のない絶望へ、さらに屈辱へと拍車を掛けています。
この恐れと屈辱の感情は、同時に思考を停止させます。そして国民全部が「みな、判らなくなっています。

思考停止の日本の暗い未来

 GW中に上海EXPOが開幕されました。そしてそこで感じられるのは元気な中国であり、希望に満ちたアジアです。
かつてはちょっと下に見ていた国家や人々が、ここに来て輝きだしたのも、日本の現実と照すと、自信喪失につながることになることでしょう。
経済大国からの転落は、もはや現実で、自信は総崩れとなり、思考停止はさらに蔓延するモノと思われます。
先の評論家は、アジアの中での日本のプレゼンスは大きく後退し、発言権を保持するためには2015年には日本は核保有にまで手を染め、いまの北朝鮮のように世界に不安を醸成することでしかない存在になるかも知れないと暗い予測をしています。

感情は気の持ち方次第?

 かつての平和国家日本は、生きるために誇りをかなぐり捨てて、テロ支援国家に落ちぶれるというシナリオです。
最近ゆえあってフランス文学の古典「クレーブの奥方」の一節に出会いました。
そこでは絶世の美女である奥方に求婚し拒絶されるヌムール公が「障壁などありません。あなただけが、美徳も理性も押しつけることのない掟をあなた自身に押しつけているのです。」の下りです。
この批判は、いまのわたしたちにも当てはまる批判ではないかと心に留めました。
クレーブの奥方は、貞淑を願い、求婚者との新しい生活とそれに伴う変化を恐れて修道院に隠棲し若くして死んでしまいます。
いま私たちが恐れているのは何でしょうか?まだ来ぬ未来です。
未来に備えるのはもちろん大切ですが、未来に縛られるのは愚かしいことでしょう?
あのアウシュビッツに送られたある詩人は、「いままでは不安の中を生きてきたが、これからは希望のみを頼りに生きて行かれる」という言葉を残したそうです。
感情は気の持ち方で変えられます。
恐れから希望へ、気分を変え視点を変えて感情文化転換に取り組みましょう。
まだ米の飯はあり、お天道様もついています。
マーケターは、希望文化作りを天職としたいモノです。

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