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第162回『生意気に、かっこよく、稼げ!』

▼売れないにどう応えていくか?

市場では今コモディティ化と縮小が進んでいます。
家電が売れない、自動車が売れない、外食が駄目、本が売れないなどなどです。これを不況の所為にすることはできません。
そのための施策としてどうするか?
一つはお上み頼み。官製のエコポイント、週末高速道路の通行料の値下げなど頻発される消費刺激策に便乗するお馴染みの得意技?しかし、こうした弥縫策で市場に活気が戻るでしょうか?
そうは簡単には行かないであろうことは衆目の一致するところで、やらないよりは良いということでしょう。
大体、こうした官製の消費刺激策は、何のことはない、国と大企業の負担を一般消費者に押しつけている施策であることは、お見通しです。
もう一つは「やり方を変える」への模索。大手自動車会社が、マーケティング専門の会社をつくるそうですが、これは大企業と言えども、ホントウにどうすればいいのか?困っていることの証と私は思いました。
また同時に、いままでの外部のサービス組織は企業の直面している困難の解決には、頼りにならないと判断していることも・・・。

▼カイゼン提案で大丈夫か?

たとえば自動車産業。
移動は人類の本能としても移動の本能を満たすのは自動車のみとは限らないし、また最善かどうかも不明です。GMの倒産などで石油がぶ飲み商品への偏重が経営の失敗として挙げられています。また電気自動車に未来を托す論議も活発ですが、これらは既存の枠組みでの考えに過ぎません。
考えねばならないのは自動車そのものの必要性でしょう。自動車は利便性をもたらしましたし、大きな雇用も生み出したのは事実です。が、一方資源の浪費、環境の悪化などマイナスも輩出させています。
そうしたことを考えずに自動車の未来はあるはずがありません。これは他の産業でも同様です。お馴染みの外食。食べることは必要ですが、食事の仕方や食事に求める価値は色々となりました。それ故かつての発想や装置が有効とは限りません。食を外注化し、工業的な考えで捉えたこの産業も、いまや大きな曲がり角にあります。
オーバーに言えば業界のをなり立たせてきた価値構造の揺らぎでしょう。従来なら既存の考え方を土台に問題を発見しカイゼンすれば良かった。が、価値構造が揺らできたら、別の視点に立ちあるべき方向を探る難題に立ち向かわざるを得ません。

▼物言えば首筋が寒い、現実!

一方、いまの私たちの生活は大きく変化が必要とされています。そして自覚する、しないなど程度の差はあるにしろ生活レベルでは不満はいっぱいです。
しかし、こうした生活にある不満をどのようにぶつけるのか?これは言うは易く行うのは難しい問題です。
理由はカンタン。企業も組織人も「いやな話は聞きたくない」から。そしてこうした話を話題にする人は、厄介ものの烙印が押されがちです。
ましてや不況と雇用不安は、論議を呼ぶ異見を述べ啓発を仕掛ける行動はリスキーです。とりわけ日本のように企業最優先の社会では、不満イコール反抗、不穏分子としてされ生活が脅かされたし、自身の暮らしを企業都合に合わせる飼い慣らされた生活者にならざるを得なかったと言えます。

▼企業の都合では、もう生活していけない!?

いま、再び企業は誰のモノか?問われています。企業都合に合わせて生きていくことは空しい現実であることが、あちこちで実感され始めてもいます。
企業に貢献し、景気が復活したら、雇用は復活するか?賃金は上昇し、懐は豊かになるか?安定した暮らしが描けるか?
答えはNO。
資本は資金や資源、労働力、環境など自己に有利な市場を探し、限りなく効率を求めて国境を越えて世界を巡るグローバル時代。企業の国籍はとうに消えていますから、企業と生活者の絆は希薄化していくのは自然だからです。すべてはそろばん勘定の相手に、情を保っても無意味なのが現実です。
この情無しの相手とつき合うには戦って行くしか道はないのです。

▼生意気をお金にするには?

これから企業は本当の意味での「我が儘」な言いなりにならない生活者、労働者に対さねばならないでしょう。
演劇演出家の蜷川幸雄氏は娘さんを育てるに際して、・経済的にも精神的にも自立しろ、・かっこよく生きろ、と教えきたそうです。思うにお嬢さん自体、相当生意気のようですが・・・。
これはマーケターやクリエイターにもそのまま当てはまる教えでもありましょう。
「いつまでもあると思うな、スポンサーと会社」です。
そしてクリエイターたちも役割として、また生活のためにも、移動とは?食とは?労働とは?などなど本質に立ち返って「生意気」な論議を提言し「啓発」を企業・組織・社会に行っていかねばならないし、と同時に異見や批判を正々堂々とかっこよく、たかが広告屋風情にとの批判覚悟で生意気を「お金」にしていかねばいけないと思います。
そのためのビジネスモデルを考えるには、大不況のいまがチャンスかも知れません。

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