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第132回『テクノロジーだけでは口説けない!』

ファンサイトでは、パワールームと称して毎週月曜日早朝より集まってスタッフ全員で勉強会を開いています。
課題はいろいろでその時折の関心事に対応した題材が勉強の素材となっています。

そうした中、最近の面白サイト、話題サイトを見てみようと言うことで、それぞれが気になっているサイトをリストアップして全員でサーフィンを試みてみました。
 
なるほど、噂の通りレベルの高いサイトが増え、かつてインターネット博なるものが開催された時代とは天と地ほどにかけ離れた技術レベルで、とりわけ映像技術は素晴らしく目を見張る進化を遂げつつあることが実感されました。
おそらくこうしたサイトに掛けた費用はかなりのものと思われます。
 
同時に、TVCMの草創期に行われた、いまも存続中と思いますが、CMフェスティバルを思い起こしました。
そこは映像作家たちのチャレンジの場でありましたが、いまやWEB制作が、こうした場に移りつつあるようです。
 
が、一方、こうした動きが果たして実効を上げるのか?と言う何時に変わらぬ懸念も抱きました。
その理由は、人目を捉え、驚きを与える旧メディア時代のコミュニケーション手法が、WEBメディアにも無邪気に浸透しつつある気配を強く感じたからです。
独断とのそしりは免れないと思いますが、制作技法の進化は、肝心のメッセージと言うことを置き去りにして動いているように思えます。
 
映像情報の面白さ、精細さは受け手にとってはもちろん発信する側をも魅了するものですが、こうした情報発信は、誰を対象に、どんな心に向けて発信しているのでしょうか?
 
WEBはマスメディアとは対極の、相手が見えるメディアとして期待されていますが、こうした期待にどのように応えているのでしょうか?
WEBのコミュニケーションは、パーソナルの非効率をいかに効率に結びつけていくかにあると思います。
それ故に、真剣に取り組まねばならないのは、顧客をどう見るか?であり、さらには顧客自身では自覚しないニーズを、発見・提案し「欲しい」にしていくメッセージは何かの探索ではないでしょうか?
 
マスコミで育ったクリエイターは、総論で考えがち、しかし、そうした発想は、各論発想に切り替えねばならないでしょう。
それは個々の暮らしや心を見据えて繋ぐ草の根的な面倒な作業です。
でもこうした面倒こそがWEBのコミュニケーションに関わるものが引き受けるべき領分だと思います。
 
当たり前のことですが、コミュニケーションは「売れてなんぼ」。
美しい花火を上げても、「たまやー」で終わったら世間様にご祝儀を差し上げただけ。
「テクノロジーだけでは人は口説けない」、当たり前ですよね。

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