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第631号『暮らしのスタイルを持つ、ということ』

151013s【近藤康平さんのライブペイント】

連休中、泊まりがけで知人が経営するインド料理店に出かけた。

場所は房総半島の南部、千葉県いすみ市郊外。
東京から特急を使えば約70分。
思っていたよりは近いが、最寄りの駅から、さらに車で20分ほどかかる。

海も里山もあり、加えて温暖な気候。
もともと豊かな田園地帯であったが、特に90年代後半から、オーガニックな食と
暮らしを求め、移住してくる人も多いという。

到着した日は、あいにく雨模様だったこともあり、客は10人ほど。
いかにも手作り感あふれるお店と、それに併設するようにライブステージが設け
てある。
そして、夕方から始まったライブを聴きながら食事を楽しんだ。
途中から、ライブペイントも始まり、小さな舞台で繰り広げられたパフォーマンス
も堪能した。

嬉々として歌い描く姿を美しいと感じた。

ふと、思った。
いや、中小零細企業のオヤジ的目線で見てしまういつもの癖が出た。

例えば、ひとり一皿800円のカレーと、アルコール類を注文したとして、客10人だと、
今晩の売上が幾らになるかと。

お店を維持し運営し、こうしてライブも開催することは容易なことではないだろう。
そして、ここまで来て歌い演奏しているミュージシャンも、絵を描いているアーチス
トの方々も、おそらく、金銭的に余裕があるとは言いがたいだろう。

では、なぜ彼らは続けているのだろう。
それは、もちろん好きだから。
さらに、一歩踏み込んで、その先にある彼らの気持ちはなんだろうと想像してみた。

自分たちなりのスタイルを持つことに拘泥していることこそが、価値なのではないか。
このスタイルが、彼らなりの堅実な、そして自分らしい暮らしだと確信しているよう
に思えた。

暮らしのスタイルを持つことが、美しさ、なのだ。
それは、お金では買えないもの。
時間をかけ、試行錯誤を繰り返しながら、積み上げていくものだろう。

つまり、美しさ、とは暮らしそのものの、心のありようのことではないかと感じた。

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