第366回 我が家の珍客シロウ

私が住んでいるアパートの向かいには、独り身のオジさん達が複数暮らす長屋があります。
その長屋の頭領(笑)、通称コウちゃんと私たちが呼ぶオジさんがかわいがっている白猫「シロウ」の話を今日はしたいと思います。

このシロウくん、最近は我が家ブームが到来中らしく、最近夜になると「ニャアニャア」と外で中に入れろと催促。
入れてやると室内をウロウロした後、存分にリラックスしてぐっすり寝たあと、明け方になると「ニャアニャア(もう帰る)」と鳴いて帰っていく、というパターンです。
半分は外にいるうえ、どうにもワンパクボウズで、毛並みはキレイなのにいつも顔や尻尾が真っ黒(笑)

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のんびり〜

このシロウくん、以前に私らの部屋に住んでいた友人夫婦がいたころ飼っていた、これも同じく純白の女の子「ツレちゃん」と併せ、うちと長屋のオジさん、そして大家さんをつなぐ大事な役目を担っているのです。

実は当初、ツレの息子で、ここのオジさんに飼われていたこれも真っ白な子猫「サブちゃん」がいたのですが、不幸なことに生後まもなく近所で車に轢かれて亡くなってしまいました。
悲しみにくれるオジさんたちをなんとか慰めようと途方にくれる友人の前に、千葉のスーパーで飼い主募集の張り紙で登場したのがシロウくんなのです。

いつのまにか我が家のソファーを占領。
いつのまにか我が家のソファーを占領。

ツレもその後病気で亡くなってしまったいま、半分ノラ、半分飼猫のような気ままな立場であるシロウは、そのなんとも憎めない風貌と性格で、私やオジさんたちを繋いでくれているのです。

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ねずみのおもちゃを前にこのポーズで爆睡。

 

私は昔断然イヌ派でしたが、ここ数年はツレとシロウのおかげで急速にネコ派に。
もちろん未だイヌも大好きですが、ネコのなんとも読めない行動パターン、その自由さに憧れます。

また、昔からネコにはウケが悪かった私にとって、好きな時に遊びに来てくれるこのどうにも憎めないボウズがかわいくて仕方ありません。

コウちゃんも大変にいい人で、自分がシロウのお父さんだという自覚があるようで、私らに会うと「悪いね、いつもシロウがお邪魔しちゃってよお」と気を遣ってくれます。
シロウはそんなみんなをつなぐ、大事な人気者なのです。

菓子箱からはみ出しながらも爆睡。
菓子箱からはみ出しながらも爆睡。

なんとなくつかず離れずのこの関係、しばらく楽しみたいと思います。
もしよかったら彼に会いに遊びに来てください。
あ、そうそう、今までの統計的にキレイなお姉さんが来ているときに遊びに来る率100%です。
チャッカリしたヤツです(笑)

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