いつも眉間にシワが寄りそうな話ばかりしていますので、今週はちょっと違う話を。 ちょっと前になりますが、映画「シェフ」を見てきました。
この映画は俳優で『アイアンマン』などの監督としても活躍するジョン・ファヴローが、製作・監督・脚本・主演の四役を兼ねて贈るヒューマンコメディです。
ロスの有名レストランで人気を博しながら、ビジネスのことしか考えないオーナーと衝突しクビになり、料理への情熱を失いかけたシェフが、フードトラックの移動販売で人生の再起を図るというドラマ。
ネタバレになるので多くはかけませんが、結論からいうと「絶対オススメ」とだけお伝えしたいです。
物語はシンプルですし、脚本も無理がないわけではありません。 しかしそこが問題ではなく、食べることの幸せ、それを作り出す人の誇り、そして家族や同僚の絆、旅の楽しさなど、随所に盛り込まれています。
笑わせて泣かせる、脚本のリズムもよい。俳優さんたちもみな自然だし、アメリカLAの雰囲気もよく描かれています。
ハリウッドで活躍中のファブロー監督は、実際にもとてもいい人だそうで、ロバート・ダウニーJr、ダスティン・ホフマン、スカーレット・ヨハンソンらファブロー人脈を活かした超豪華キャストが続々登場、物語を進めていきます。
私はここファンサイトでもandpartyの立ち上げに参加させていただいたり、その他にも横浜のシェフや生産者の方など、食関連の人たちとお付き合いもあります。
映画を見ながら、なぜ食に誇りとこだわりをもって取り組む人の姿って、シンプルに胸を打つんだろうといつも思いました。
昨今は遺伝子組み換え食品、放射能で汚染された食材、溢れかえる添加物など、生命維持として最も根本的な食べることの安全の問題。
生産者の人もメーカーの人も料理をつくる人も、分かっていながらも具体的なアクションは仕事が忙しくてできない。
または商売のことを考えたら、そこに光を当てることは大変なリスクだと思います。
だからこそ私達消費者が、食に関して正しい意識と知識を身につけながら、今後に向けても考えるきっかけづくりができたらいいなと思います。
また眉間にシワが寄りそうな話になりそうなのでこの辺にしておきます。
まずは映画「シェフ」見てください。社会問題がどかどか出てくる話ような重い話では全くありません。
ただ私は妻が好きな要素が盛りだくさんで、過去数本しかない「買いたいDVD リスト」に加わりました。
公式サイトにはたくさんの動画が載っていて、雰囲気を感じてもらうには十分。ぜひご覧になってみてください。
★「シェフ」公式サイト http://chef-movie.jp/