今さらですが、本来このブログで楽しいことや、読んでくれた人に何かいい思いやエネルギーを感じてもらいたいと思っています。
なのですが・・・・テレビでもネットでもご存知のとおり、巷に流れるニュースの質があまりにも「劣化」していることを書かずにはいられません。
ご存知の通り安倍内閣の4本柱のうちの一人としてTPPの交渉を進めていた甘利前経済再生相が「口利き疑惑」で辞任。
それから雪崩が堰を切ったように、文字にするのも嫌になるくだらぬ芸能界スキャンダル。
さらにそれだけに留まらず、「下着ドロ」が半ば立証されている高木復興大臣、現在の放射線量規定は「根拠が無い」とのたまった丸山環境大臣(!?)、国会答弁で「歯舞」を読めなかった島尻沖縄・北方担当相、しまいには本日議員辞職を表明した不倫疑惑の宮崎衆議院議員など「ホント、みなさん大丈夫ですか?政治家なの?」というほどのオンパレード。
知人に指摘されましたが、この前にも「うちわ」松島前法相、「ドリル」小渕元経済再生相など、すでに忘れかけてしまっていることに自分でも驚いてしまいました。
こんなふうに書いていて悲しくなるような「劣化したニュース」がテレビを占領するも、追求はすすまず、開き直りのような風潮すら感じる。
そしてこんなニュースの陰で
・安保法案は強行採決、自衛隊の海外派兵は着々と進行
・百戦錬磨の多国籍企業に日本の食をはじめ基幹産業を切り売りするTPPにも調印
・高市総務省は都合の悪いことを流すメディアを停止する権限について言及
・安倍晋三首相の悲願でもある「憲法改正」「緊急事態条項」
・すでに崩壊している年金運用でさらに10兆円もの損失を出したGPIF
・24時間365日今も1000万ベクレルの放射性物質を垂れ流す福島原発
・被害が起きたら西日本が壊滅する危険性のある薩摩川内、福井高浜原発の再稼働
・リーマンショック以上の株価暴落、世界的な円高で、ドル崩壊の危機的状況
さらっと思いつく限り、こんだけ出てきました。
みなさんの知らなかったことがありますか?
勘違いしていただきたくないのは、これは想像でもなんでもなく「事実」であるということなのです。
一体なにがどうなっているのでしょう。これから一体どうなるのでしょう?
言葉の意味が重すぎるし、あまり好きな言葉ではありませんが、まさに「国難」という状況に、前述のような政治家のみなさんに何を託せというのでしょうか。
しかし、今夏とも4月とも言われている参院選で自公が勝てば、これまでのことが有耶無耶になり、そして直面した課題が乗りきれるとはどうしても思えないのです。
お世話になっているファンサイトのブログでこんなことを書くのは毎回本当に心苦しいです。
ご迷惑をかかるのを承知で書かせてもらってきましたが、この現状を理解していても、世間に蔓延する「劣化した空気感」に最近耐え切れません。
分かる人だけでいいのだ、と最近は思い始めているので、今後このブログでこのようなことを書く意味をもう一度考えなおそうと思います。
本当にここ数年で、この国は大きく変わってしまう可能性がある。
焼け野原になったシリアも、数年前は素晴らしく美しい街だったのです。
私はとばっちりだけは受けたくないので、大事な人達と最後に生き残る術を探して準備を始めています。