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第58号『変わらぬモノ、変わるモノ』

久しぶりに京都に出向きました。
仕事も兼ねて一日紅葉狩りを楽しもうと出向いたわけですが、結局は仕事の延長になってしまいました。
それはさておき、今回、とくに感じたのは京都での安らぎです。
ひとつは何時もホテルが予約でいっぱいで、かつてお世話になった隠れ家的京旅館に泊まったこと。
その周辺は、瓦屋根の美しいしもた屋が今も変わらずに建ち並んでいます。
もうひとつはかつてのお馴染みの飲み屋さんが、相変わらずの雰囲気で、変わらぬスタッフで商売をしていたことに、安らぎが得られた理由ではないかと思います。

一方、京都には大きな蠢きもあります。
いま京都では町家がブームだそうです。
町家の買い手の多くは、外国人やベンチャー、クリエイターなど若い人々中心の、京都への移住者です。
またマンションがよく売れているそうですが、一種のリゾートマンションとして地元人より、東京など地方の人が購入している場合も多いとか。
もちろん彼らは、京都の文化に惹かれ安らぎを求めて生活を移住させた訳ですが、それが一方で伝統的な京都に新たな活気も与えています。
言ってみれば変わらぬ安心と変わる不安定が混在し、京都と言う伝統をプラットフォーム上でエネルギーを発散しているのです。
その意味で、いま京都は、とても面白いと言えます。

例えば、食事。
有名老舗の多いなかにあって、フレンチ、中華、イタリアン、アジアンテイストなどなどレシピはむろん、店づくり、接客に至るまでユニークかつ挑戦的なアプローチが多彩になされています。
また町屋の、決して立地的にも、使い勝手でも便利とは言えない空間を、敢えて逆手に取ったビジネスも見られます。
これはファッション・雑貨にも言えます。
いずれもが、コンセプトの押しつけを感じます。
そのために撤退する店も多いとも聞きますが、しかし、旧い落ち着いた町筋に、違和感なくとけ込みつつ、主張を打ち出しているこの動きは「驚き」であり、京都の新たな魅力です。

一方、東京は変化の都市です。
しかし、新たなモノへのみ偏した東京の街づくりは、どうも喧噪とムダなエネルギー流出に過ぎないとも思えます。
丸の内、六本木ヒルズ、汐留、東京駅八重洲など相次ぐ開発は、東京に何か人を惹きつける魅力を残していくのでしょうか?
変わらぬモノと変わるモノとのバランスの必要性・・・
京都を散策しての感想です。

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