第1090号『毎週、書くということ』

ファンサイト通信も、気が付けば今号で1090回目。あと10回で1100号。書き続けているかぎり、数は単に通過点にすぎないが、それでもなんだか頂上の見えない山を登っているような感じだ。そして、もう一つ。毎週、書くということは、毎号なにを書くかを探しているということである。

週一回、20年以上こうして書き続けていると、書くことそのことよりも、テーマを決めることの方がずっと難しい。意識しているのは、自分自身と周囲数メートルに目を向けること。・天気のこと・食事のこと・道ばたの草や花のこと・家族の気分や表情のこと・近所のお肉屋さんで見たおじさんのこと・読んだ本のこと・観た映画のこと・・・。そんな些細な事柄と、その時感じた心の変化に、きちんと見て向かい合うこと。こうして、心の外と内で感じたことを丁寧に探していくと、ようやく「こんなことを書いてみたいな」と思えるものに出会う。

会社を始めたころ、仕事を獲得しようともがいていた。でも、もがいても焦っても、仕事はなかなか来なかった。ただ、時間だけはたっぷりとあった。だから、配信数もまだほんのわずかだった『ファンサイト通信』を毎週書き、そして配信していた。・したい仕事のこと・興味を感じていること・話してみたい人のこと・そんなことを考えながら、自分を徹底的に見つめ、考え、そこから生まれた言葉を、なるべくカッコつけずに文字にした。

ある時、名刺交換はしていたが、お仕事での繋がりはない方からメールをいただいた。”毎回自分勝手なメールを送ってくる変なやつだと思っていたけれど、おもしろいから、一度めしでも食べましょう”と。そして、気がつけば得意先の担当としてのお付き合いが始まった。

仕事が先にあるように思っているが、そうではない。仕事は天から降ってくるのでも、地から湧いてくるのでもない。この人と一緒に仕事をしてみたいと思い、思われる想いではないか。だから、まずは自分の姿を曝け出し、みてもらうことからはじめる。どんなところに目線を持ち、考え、行動しているのかを分かりやすく伝えていくことではないか。

これから、どんな人とどんな仕事をし、どこへ向かうのか。わくわくしながら、『ファンサイト通信』を書き続けることで変化する自分をしっかりと受け止め、仲間たちともう少し先まで歩くことにする。そのためにも、まずは1100号を目指して書き続けたい。

【付録】ファンサイト有限会社の取締役、川村大輔のブログです。2011年に入社し、メインプレーヤーとして頑張ってきました。これから更に主軸として活動していくとの思いも込め、仕事の取り組みを中心に、隔週でブログを配信します。ご高覧いただければ幸甚です。

大輔の七転八倒
第115回「日常と非日常」

暑い中、日々生活するのが大変な日常ですが、20年ほど前はこんなに暑くなかったのですよね。もはやこの30度を超える日が日常になりつつあるわけですが、、慣れません(笑)
日常と非日常の話をしたいと思います。


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