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第5号『曲銘阿世』

お見通しのように曲学阿世のもじりです。史記に出てくるこの言葉は、訳知りに言えば、学の真理を捻じ曲げて、権力者や世俗におもねると言う意味です。
筆者など士農工商、代理店という序列で生きてきたものにとっては、あらゆるモノを捻じ曲げ阿世する生業を旨としており、このコトバの重みは馬耳東風なんですが・・。
しかし、最近のキーワードである「ブランディング」ということになるとちょっと寸言を挟みたいのも人情。
流行語とは不思議なもので隆盛を極めているから巷間に流行るのと、逆の現象で希釈になるから口に上るケースとがありますが、どうもブランディングは後者であるようです。
それでは何故ブランドは希釈になるのか、その原因は複雑でこれだとは決め付けられませんが、どうやらそのひとつは、販売施策とブランディングが背反していること。つまり売りの現場では販促やインセンティブが主体で売り手の気に入る施策に終始して、ブランド価値を高めることにはほとんど無関心である事実。またTVなどコミュニケーション段階ではブランド価値を高めるために工夫を凝らすより、見て貰う、覚えって貰うこと、はたまた賞狙い、話題性に主眼が置かれてブランドへの尊崇がないがしろにされがちなことにあるようです。
言って見ればいまや銘柄=ブランドは売ってくれる流通、買ってくれる消費者双方へ向けて受け狙いの潮流の中、気息延延と言う次第。しかし、近年のブランド論はこうした事実とは裏腹に「ブランド価値」を声高に主張してもいます。まさに曲銘阿世、「言うことと、やることが違うじゃん?」。このマーケターの嘆きはをどうするか?引かれモノの小唄と言う気もしないではありませんが…これはもう経営の問題でしょうかね。

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