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第144回『それでいいのだ!』

 今夏は、思いがけなくも猛暑でした。そうした中。老骨にむち打たれて幾つかのプレゼンテーション(以下プレゼン)に参加させて頂きました。で、結果は、いずれも不成功で、ほんとうにごめんなさいです。
でも、思うのですが競合プレゼンって何でしょうね?
 
 何時の頃からか、企業は仕入れの公明性を証明するために多数業者に合い見積もりを取るようになりました。価格競争を有利に導くためで、これに関しては納得できます。
しかし、クリエイティブについての競合プレゼンは、どのような効用があるのか?長年この世界に生息している私でもいまだに違和感を持っているのですが?人間が出来ていないのですかね?

 プレゼンを考える場合、ひとつは何を伝えるのか?
もうひとつはどのように伝えるのか?と大雑把に言って2つの課題があります。
さらにプレゼンでは、企業のコミュニケーションを改善したいのか?改革したいのか?というコミュニケーションまたは市場戦略への判断が加わります。

 これは多くのコミュニケーションツールを作成する場合の基本的に抑えておかねばならない情報です。
例えばパンフレット、会社案内、サイトなどツールのリニュアルについては、以上の情報の抑え方により表現は千差万別ですし、この辺が明解ではないと当然選別するクライアント側も評価基準はバラバラとなります。
しかし、こうした方向性さえ提示されないのが現実のプレゼンです。
多くの諸兄は、クライアントからのプレゼンの際に行われる「オリエン」がいつも矛盾に充ちており、制作者にとっては確かな手がかりとならないことは当たり前の事実となっています。

 業者にはプレゼンは避けて通れません。それは営業的な課題からです。
プレゼンに参加することは営業機会を与えられることですから、まずは参加することに意義があります。しかし、長年の人間関係がある場合はいざしらず新規参入ではその企業の風土、体質、微妙のニュアンスなど判ろう筈もありません。
一方、長年の取引先でも、問題は同じです。肝心のオリエンで相手は何をしたいかが判らないからです。
 
 改善なら、問題点をお互い情報を交換して改善ポイントを修正した方が効率的です。また改革なら、改革のカベをどう乗り越えていけばいいか、お互いディスカッションするのが、ベターだという気がします。
  
一方、従来の発想を変えた鮮度の高いモノが欲しい場合もあるでしょう。しかし、それには企業内での目標が明確でないとリスクが多すぎます。例えばイメージの一新とは、過去に蓄積してきたイメージ資産を棄てることで、その際の割り切りや更新の優先順位付などが組織内でコンセンサスが得られていることが必要です。

 今回経験したプレゼンは、次のようなパタンでした。
ひとつは売り上げが低迷したため、制作チームを変えて他に求めたい(見た目を変えれば何とかなる)。
次はイメージがマンネリのようだから表現を変えたい(誰が飽きているのか不明)、
もうひとつは従来の在庫がなくなってきたので作り直したい(ついでに新しい装いが欲しい)というのがプレゼンの依頼動機でした。
 一口で言えば「変えるがための変更」で、それ以上ではないというのが私の思いです。

 こうしたプレゼンに数社のスタッフが蝟集しました。だから成功、不成功は出たとこ勝負で相手の気分任せ・・・!何とも生産性の低い話ですが、「こうしたものでっせ!」というのが大人の判断でしょう。

 ただ言えることは、プレゼンでは「他人の目は求められていない」というのが実感で、今さらながらの反省でもあります。
とりわけ組織が大きい企業ほど他人の異見は聞きたくないのが本音。
プレゼンの本音の要求は、なにか口にあった、いいものをないか?という見つくろいの依頼。
それを肝に命じた夏でした。
プレゼンって難しい!?

 でも時代は変わっていっています。
とりわけWEB2.0時代に向けて企業は余りに無策。
「それでいいのだ!」と天才バカボンのパパはいいますが・・・?

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