第1号『マーケティングは世に連れて変わるもの』

マーケティングとは・・?と正面切って問われると、それに携わっている人でも一瞬答えに詰まるのではないでしょうか?
マーケティングはビジネスマンにとって大切な知識であり、その発想は必須のものであるにもかかわらず、これほどはっきりとしない考えも珍しい。ある人は販売と同視したり、調査と考えたり、さらには広告販促と考える人もいるほど多種にわたっています。
マーケティングという考えが生まれたのは19世紀といわれ、日本では昭和39年に日本生産性本部がアメリカへ研究視察団を派遣しマーケティングという考え方を持ってきたのが最初のようです。それはともかくアメリカではAMAがマーケティングとは何かの定義について、時折、改定を行って来ていますが、それに順じて日本でもJMAが定義を更新してきています。因みに現在の定義は1985年のAMA*定義をもとにJMA*が1990年に定義したものです。すなわち「企業および他の組織がグローバルな視点に立ち顧客との相互理解を得ながら公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的な活動」と言う定義です。
この定義が現在変更されているかは確認していませんが、いずれにしろマーケティングの定義は世の中の動きに連れて変わっていることは理解して欲しいところです。そしてここにマーケティングの本質があり、同時に判り難さの原因があるとも思います。

* AMAアメリカマーケティング協会*JMA日本マーケティング協会

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