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第37回『旬をシンプルに味わうお鍋』

「鍋料理もシンプルでいいんだ」と言う目から鱗的な美味しい経験をしたお話です。

棚ぼた的に仙台に滞在する事が出来、念願のセリ鍋を堪能してきました。

先週末2泊3日で東北(当初は盛岡のみ)岩手を巡ってきました。

毎年10月中旬頃に何処か地方都市へ食巡りを兼ねて旅に出るのが恒例化でしたが、さすがに去年は北海道から出る事もなく2021年を迎え今年こそは!とタイミングを待っていました。

と言っても、畑の作物達が収穫終えてからになるので、毎年旅に出るのは、10月下旬が多い。

状況次第でやむを得ない感じなら、キャンセルでもいいかな。と思いながら9月初旬に飛行機便、宿の予約を早々に抑えました。

だって、旅はプラン立てから既にスタートしています。

飛行機を抑え、宿をセレクトした時点で、もうワクワク感が始まります。

一番の楽しみは、やっぱり現地で楽しむ地元の特産品を使ったご馳走。

盛岡に行くのは、15年ぶりでした。

記憶と言うのは案外曖昧であまり覚えて無かったのですが、現地へ着き街並みや景色を眺めてたら色々と思い出してきた。

あの頃の心情も再生され、懐かしさとほろ苦さ。

せっかくの旅だったのに、旅先で食欲が湧かなかったのは後にも先にも15年前の東北旅だけだった気がします。

15年前は、今の私を予測もして無かったので、人生というのは、本当にわかりませんね(笑)。

15年前は、病気の予兆で珍しく食欲が無かったのですが、今回の旅は、食欲はあっても、想定以上に食が細くなり

年を重ねて来た事をより実感します。

残念でなりません(笑)もっと色々食べたかった~。

良い物を少しずつ沢山楽しむ。

日常の食生活にも言える事ですが旅先でも、良い食事を少しずつ、色々楽しみたいものですね。

何故に東北なの?って話ですが、秋に札幌で開催された朗読会「銀河鉄道の夜」公演があり、スタッフの皆さんへお弁当作りのお手伝いをさせてもらう機会があった中で、宮沢賢治の世界を色々調べて行くうちに今回は賢治の出身地へ行こう。

旅巡りのメインは盛岡花巻方面へ決めました。

世界遺産の中尊寺、出発前ちょっと前にMVPを獲得した大谷翔平君も岩手県奥州市出身です。

何だか縁起がいい旅になりそうな予感だわ。

「旬の土地かもね」と思ってよりワクワクしておりました。

旅の周遊地が決まれば、情報収集が少しずつ始まる。

仕事の集中力が途切れた時は岩手のご馳走、旬の特産物を検索し、近くに直売所があるかをチェックする。

これとても大切です(私にとっては)現地の方が買い物に訪れるお店には絶対美味しい旬のご馳走にありつける確率が高いです。

出張で訪れた先でも、決まって直売所やスーパー等の売り場を見て回るのが大好きなので、そこを費やす時間が今回も読めず、、時間がかなり超過し次のルートへの時間配分がずれまくりでした。

仕事での工程でないので、その辺はなるようになるさ感覚で、行きたかった箇所を旅の途中で削って行くしかないのですが、行けなかった箇所は、次回への課題として楽しみにとっておく。

またそれも楽しい。

旅の充実度は、私の場合「どれだけ食の楽しさが充実していたか」が決め手になるようです。

旅は歩いて稼げ。

中尊寺も十分過ぎる時間を費やし楽しみましたし、棚ぼた的に、宮城へ足を運べたので列車にのり塩釜まで行き、塩釜神社周辺の美味しいスポット歩きをし3日目の時間を十分に楽しみました。

当初の予定は、往復花巻空港。宿も岩手2泊でしたが出発の10日程前に、予約していた時間の花巻便が欠航だという知らせが届きました。

朝早い便を予定していたので、2泊3日ですが、十分過ぎるボジュームで満喫できるはずだったのですが、冬場の夕暮れも早いので1日目を飛行機移動だけで費やし終えるのが、何だか勿体無い気がしてプランをチェンジし、千歳からの便数が比較的多い早朝出発の仙台便へ変更。

仙台からは新幹線で盛岡入りをすると30分で到着します。

「新幹線にも乗車できる!」田舎生まれの私は、早い乗り物に目が無いので「え~っ嘘みたい~飛行機と新幹線を乗り継ぎ、旅が出来るなんて」。

2日目の宿は、盛岡市から仙台へと変更した途端脳裏に過った旬の味は「セリ鍋」でした。

私の近所のスーパーでも、宮城のセリ(根付きです)は並ぶ事はありますが食べる習慣化がまだ浸透していないので、旬の時期でもコンディション(鮮度)が残念な物が多いのです。

そして本場のセリ鍋を食べた事がなかったので秋田で食べたきりたんぽ鍋との違いにも、興味があり

とても楽しみでした。秋田のきりたんぽ鍋は、ネーミング通り、きりたんぽが入っている事。

それに欠かせない具材(野菜)のひとつに「根付きのセリ」があります。

秋田でセリの美味しさに開眼したので、双方お醬油ベースのお鍋。

宮城は、どんな食べ方でセリを味わえるのか?興味深い夜でした。

2日目は夕方に盛岡(一関)から移動し仙台へ着きましたが、お店はその日に探して決め「セリ鍋」のワードで探し、金曜日の夜だけあって数軒は満席。

飲食街も人出が多く、人の行き交い日常を取り戻したような印象を受けました。

予約出来たお店は、ビルの地下にある小さな小料理屋さんのような店構え。(小さなお店好きです。オペレーションする人が少ない方が、何となく安心するんです)女性がひとりで切り盛りし先客の団体客1組様のみ。カウンター席は6席程で、私達だけでした。

色々注文したかったですが、一人対応なので。

まずはセリ鍋が目的ですので~

地酒はもちろん忘れずに。

セリ鍋2人前注文し、出てきたお皿がとてもシンプル。

鴨肉とセリのみ。

カセットコンロをスタンバイされ、土鍋が運ばれてきました。

「汁を強火で沸かして湧いたら蓋を取り、肉とひげ根だけ加え蓋をして沸騰するまでお待ち下さい」

シンプルな手順ですが、ワクワクが止まりません。

「郷に入れば郷に従え」調理人の女性の指示に従い沸くまで静かに時を待ちます。

「はい~沸騰しました!」鍋の蓋を開けました。

「では火を弱めて(極弱火で)、残りのセリはお好みでさっと潜らせる程度でお召し上がり下さい。最後はうどんかお米で締めますので」

先ずは、スプーンで汁を器に少し入れ、ひげ根と鴨肉を味わいました。

鴨肉から出た旨味が出汁に染み渡り、シャキシャキのひげ根にも旨味が付いて美味しさに大感動でした。

その後は、少しずつセリを加えて数秒ですくい食べ進める。の繰り返しです。

他に具材が入っていない事で、セリ独特の香りと食感を存分に楽しめました。

お皿に、鴨肉とセリのみ運ばれてきた時は、え?具材これだけ?と思いましたが、「これでいいのですね」

「いえいえ、これがいいのです」セリの葉っぱの箇所も柔らかい食感と上品な香りであと1束追加して食べたい気持ちでしが、フィナーレは、うどんかご飯か。

これはうどんの方が良さげな気がして、うどんをセレクト。

ひと鍋でメインと主食まで楽しめた十分過ぎるシンプルな旬の鍋料理でした。

様々な具材を加え煮込む鍋料理を楽しむのもいいですが素材の香りや食感をシンプルに味わえる食べ方を仙台名物セリ鍋で学んだ夜。

スーツケースに入れて買ってきたセリ2束は自宅でも2日連続(同じ調理手段で)セリ鍋で楽しみました。

デリケートなセリだからこそ、シンプルな調理方が向いているのだと思います。

新鮮なセリは中でも十分楽しめるので、サラダでもお奨めですが、セリと鴨肉(又は鶏もも肉でも美味しいです:実証済)ご家庭でセリが無ければ、根付きではありますが、三つ葉や春菊でも同様にアレンジ鍋で楽しめると思います。

是非寒い季節のお鍋料理、シンプルに材料1種類で楽しむ鍋をチャレンジしてもらいたいです。

ちなみに、ひげ根の天婦羅もメニューにあましたが、次回のお楽しみに。

現地で食べて学べるってやはり貴重です。

オンラインもいいけどリアル対面で学ぶ事の多さも、やっぱりいいもんです。

来年のオッティモ。イタリア料理の定期レッスンと同時進行で「食で旅するにっぽん」の講座も始まります。

スタートは、東北シリーズから始まる予感。

今回楽しんで来たセリ、牡蠣、餅文化、雑穀文化、地酒シリーズ。寒い冬の季節なぴったりな食材が東北には沢山ありますね。

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北海道からイタリアの香りと美味しい野菜を

イタリア料理教室 Mercato Ottimo

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