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第7回 ザ・ローリングストーンズ

ザ・ローリングストーンズ

東京ドームにローリングストーンズが戻ってきました。
中学生の時に部活から帰宅しNHK「ヤングミュージックショー」で観た動くストーンズ映像初体験の衝撃のまま、番組終了とともに自転車に乗って岡山駅近くにあったキャバレー富士の裏手にあるレコードショップ・LPコーナーでなぜか胡椒の香りのするローリングストーンズの新着LP「イッツオンリーロックンロール」を輸入盤で買って夜通しで聴いた記憶が鮮烈に蘇ってきました。
ストーンズ日本公演は全て行っていますが、正直初来日の“スティールホイールズツアー”から“ビガーバンツアー”まで実はどうも自分の中ではしっくり来ていませんでした。
どこか大型すぎるロック装置のような感じを受けていて、手を加え過ぎた加工品的な様がどうも僕には収まりが悪かったのです。

しかし、今回は違っていました。セットらしいセットもさほど無く、あるのはせいぜい花道くらい。
箱がでかいのでさすがに大型スクリーンはありましたが、生身のストーンズが、しかも老齢(失礼!)なのにどこか悪餓鬼の風情をドーム中に漂わす。
オープニングの登場も一斉ではなくゆるゆるダラダラと。そして目に飛び込んできたキースリチャードのスカジャン姿!なんとも悪そう!スカジャン欲しい!スカジャンで仕事したい!と思わせてくれるにっくき壮年はキースくらいですね。
そしてとにかくビートがゆるい。そのアウトな感じはロンドンからアメリカに渡り南部R&Bと出くわした頃のルーズなストーンズへと僕らをいい感じで戻してくれました。
さらにミックテイラーの登場。昔は美少年だったなあ。でも今のあの体格(もちろんギターも)がさらにアメリカ南部度をいい感じで上げてくれたのも一興でした。
やはりマイクブルームフィールド学校の卒業生はモノが違う。生ミッドナイトランブラーを日本で観られるなんて、これを幸せと言わずして何を幸せと言いますか。

ロンウッド加入後の第3期はミックテイラー時代のR&B色は薄まり、ファンク色が強まった分チャーリーワッツとロンウッドのギターの絡みがドラムとパーカッションの様な色合いを見せ、それが今回のステージでも独特なリズムを作る。そこへミックテイラーのR&Bの粘りギターが絡み魔法の様なストーンズサウンドがドームをなんとも不思議な空気に包んでくれました。
ロンウッドは酒を断ったと聞いたのですが、絶対無理だろうと思いつつもあまりにロンのギターが良かったのでもしや本当かも(?)とも思ってしまいました。

コンサートから数日経ちましたが未だ熱気冷めやらず、むしろ熱気が熟成されて発酵されつつある今日ですが、我が家のターンテーブルには「イッツオンリーロックンロール」と「メインストリートのならず者」のLPがぐるぐるぐるぐる廻っています。いつまでも転がり続けてほしい、本当にグレイトなザ・ローリングストーンズです。

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