先週日曜日、第15回World Triathlon Championship Series YOKOHAMA「世界トライアスロンシリーズ(WTCS)横浜大会」に参戦した。今号ではその模様を報告したい。
この大会、土曜日はプロアスリート、日曜日は一般のアスリートと分けて実施されている。土曜日、雨と時折吹く突風といった悪条件の中、世界のトップアスリートたちの壮絶な戦いが繰り広げられていた。余談だが、競技者数からいえば37万人と、日本は米国に次ぐ数ではあるが、今大会でも女子では19位の高橋侑子、男子は22位のニーナ賢治が日本人トップと、残念ながら外国勢とまだまだ大きな差がある。因みに、競技者数の内訳は、10代0.4% 20代4.7% 30代17.8% 40代42.5% 50代30.2% 60代4.2% 70代0.2% 80代0.0%となっている。70代の仲間は、全国に740人ほどいる。
まずは、ちょっとした事件からお話しよう。レース当日にウェットスーツやランシューズ、そしてバイクを一度に運ぶことは、結構大変だ。さらに混雑を避ける意味もあり例年、前日会場にバイクの預託が許されてる。雨と強風は続いていたが、意を決して自宅から会場まで20キロほど自走し会場へ。到着し、バイクを預けて、まずは一安心かと思っていた。ところが、強風のため(バイクラックごと風で倒れてしまい危険と運営本部が判断した)今大会では預託はできないことになった。ガーン!である。運営本部で決まったことには従うしか無い。また、自走で帰るのか・・・。こんなこともある。
レース当日、預託できなかったバイクも運ばなければならないので、想定より1時間早く4時に起床。外はどんよりとして蒸し暑く感じる。顔を洗う、着替え、お茶を飲む。そして、ストレッチ、体操、アップ(予め心拍数を上げておく)のためのランをして、シャワーを浴びて、着替えてから朝食を取る。6時30分にトイレに行き、7時15分に自宅を出る。横浜シーサイドライン並木中央駅でバイクの車輪を外し輪行袋に詰め、担いで移動する。7時32分のモノレールに乗り、JR新杉田駅を経由してJR石川町駅に8時10分着。輪行袋からバイクと車輪を出し、組み立てる。結構、汗だくになる。そして、ウェットスーツなどレース道具でパンパンに詰まったバッグを背負ってバイクを押しながら徒歩で会場まで移動。
8時45分、会場に到着。会場周辺は選手やその応援の観客でごった返している。選手は事前にリストバンドを装着しており、加えて両上腕にタトゥーシールで自分のレースナンバーを貼り付けている。僕のレースナンバーは591。9時から、受付テントにて健康チェックシートを提出し、事前にアプリで登録していた競技理解度設問クリアのQRコードを確認してもらう。いやはや、面倒なことが多い。
受付を終え、いよいよレース本番に向けての準備である。バイク置場でバイクをセッティングし、スイムからバイクで着用するヘルメットやバイクシューズ、サングラスを配置する。次にバイクを走り終え、最後のランのためのシューズとランキャップをセットする。この一連の作業をしてから、仲間が集っている場所へ移動。ここでも汗だくだ。
10時、仲間たちと雑談をしながらウエットスーツを着用し、スイムの準備を整える。10時30分にはスイムスタート集合場所に移動し、11時ころ試泳(スタート前に準備のため100メートルほど泳ぐ。これは、海水が冷たくて急に心拍数が上がり、過呼吸やパニックになるなど、様々なスイムでのトラブルを未然に防ぐための対策でもある)をし、ポーンツー(はしけ)に上がり、整列する。ちょっと水を飲みたい気分だったが、もはやそんな時間はない。11時12分から、5秒毎にスタート。スイムは得意ではない。だから密集を避ける意味でも、最後尾で海に入る。一瞬ヒヤッとし飛沫で眼の前が白くなる。ここは慌てず、しっかりとトレーニングしてきたことを再現する。しばらくすると、周りを見る余裕も出てくる。昨日の雨風の影響もあり、この日の海は透明度が低く濁っている。ともかく目標物にした氷川丸を見据えて前へ。さあ、面倒な手続きや準備はすべて終わった。あとはゴールを目指して楽しむだけ・・・。
今年の結果である。スイム20分45秒(昨年は19分45秒)。バイク54分05秒(昨年は47分35秒)。ラン34分05秒(昨年は28分55秒)。トータル1時間52分31秒(昨年は1時間41分45秒)。年代別5位(昨年は4位)。残念ながら、どの項目も昨年に比べタイムは落ちた。レース中、身体が重く感じた。思っていた以上に暑く少し熱中症気味。前日のバイク預託不可で往復の自走や、輪行に伴うバラシと組み立てで、思いの外汗だくになったこともその原因の一つかもしれない。まさに、様々なアクシデントがレース前に起こる。これもトライアスロンである。いろいろあったが、まずは完走できたことを喜びたい。このことは、間違いなくシーズンオフでのトレーニングの成果である。来年も出場できるよう今回の失敗を教訓にし、日々のトレーニングをコツコツと積み重ね、これからもトライアスロンを楽しみたい。
【付録】ファンサイト有限会社の取締役、川村大輔のブログです。2011年に入社し、メインプレーヤーとして頑張ってきました。これから更に主軸として活動していくとの思いも込め、仕事の取り組みを中心に、隔週でブログを配信します。ご高覧いただければ幸甚です。
大輔の七転八倒
第112回「ファンの声」
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