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第531号『変えたい』

【流れゆく夏雲】
【流れゆく夏雲】

午前中、仕事の合間を縫い、アトリエの近くのスポーツジムでトレーニングをしていた。
ストレッチマットを片付けようと屈んだ時、頭がクラリとし、目眩が襲ったかに思えた。
間髪を入れず、オフィスからスタッフが飛び出してきて「地震です!」と、アナウンス。

幸い、関東では震度3。
ただ、揺れがゆったりとして、しかも長い。
3.11の(記憶に刻み込まれている)嫌な心持ちが蘇った。
そして、すぐに福島第一原子力発電所(不安定な状態で冷却水に浸かっている1000本以上
の燃料棒)は大丈夫かと思いを馳せる。

普段、気にしているつもりはないのだが、それでも、地震が発生すると連鎖的に福島第一を
想起してしまう。
様々な事情と意見があることも承知である。
いやむしろ、安倍政権は、あからさまに経済成長戦略の要として原子力発電を推進していこう
としている。
しかし、ことここに至って、一も二もなく「変えたい」あるいは「変えなければならない」と
いう気持ちがつのる。

日々の暮らしに、正しいも正しくないもない。
あるいは、良い悪いもない。
人の数だけ、暮らしのカタチは存在している。
本来、暮らしとは、日々変わらず淡々と同じことの繰り返しが続くことである。
そして、少しではあるが新しい方へ、明るい方へ、そして願わくば楽しい方へと変化していけ
れば言うことはない。

しかし、平凡な日々を取り戻すには、福島第一の障壁を取り除かない限り、ボクたちの暮らし
の行方も見えてこないのではないか。

兎にも角にも、汚染水漏れ等、直近の対策は必要不可欠である。
さらに、原子力開発の廃絶というゴールを決め、その実現に向けた議論を始める必要もある。

人の心を「変える」ことは容易でないし、本来、不可能なことであることも理解している。

そもそも「変えたい」という言葉の中身をよくみると「俺はわかっているが、あいつはわかっ
ていない、だから変えてやろう」という自分の正しさと傲慢さが見え隠れする。
つまり、一言でいえば「俺は正しいが、お前は間違っている」と。

そんな野暮で暴力的な気分になるが、それでも言わなければならない時がある。
いま、「変えたい」。

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