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第447号『恐怖と向きあう』

【愛車、隆星2号と奔る】
【愛車、隆星2号と奔る】

10月23日(日)雨。
5時に目覚まし時計をかけておいたが、鳴りだす前に目 が覚める。
寒い。
身支度をし、昨夜、事前に準備しておいたウェットスー ツ、自転車、ランニングシューズなど車に運び入れる。
忘れものはないかと、目覚めたばかりの頭でレースの流 れをなぞってみる。
少し緊張しているのが自分でも判る。
これから、第2回横浜シーサイドトライアスロンレース に出場するのだ。
トラアスロンは、スイム、バイク(自転車)、ランの 3種目を一人で行う競技である。

50歳で起業し、時間も金銭的にも余裕がないと、51歳の時参加した日米親善レースを最後に、トライアスロンを封印していた。
去年、この大会に次男が出場していたので応援に来た。
そして、会場で感じたことがある。
なぜ、僕がレースに参加していないのだろう、と。

この夏、体重を落とし、泳ぎ、走り、バイクのメンテナンスをし、準備した。
実に、8年ぶりのトライアスロン復帰である。
トライアスロンの存在を知ったのは、30年ほど前。
雑誌「ターザン」で、建築家のエドワード鈴木氏がハワ イで行われたトライアスロン、「アイアンマンレース」 に出場したというコラムを目にしたのが、最初の出会い だった。
その時、なぜか、この得体の知れない代物に挑んでみた いと思った。

半年かけて、泳ぎを覚え(まったく泳げなかったので) ロードレースバイクを買い、そして河口湖のフルマラソン を走った。
トレーニングを積み、タイ、パタヤビーチでのトライアス ロン初レースをなんとか完走できた。
その後、国内で開催されていた幾つかのレースでも完走でき、なんとなく、トライアスロンはもう止めてもいいかなと思っていた。
静岡県、三保の松原でのレースで、リタイア するまでは。

このレースで、溺れかけた。
理由は、海水温度が低かったことと、数百人が一斉にスタ ートするため、狭いコースで故意ではないのだが手や足が 当たり、息継ぎが上手くいかない。
そして、なぜかこんな状況で、突然、数ヶ月前には泳げな かったのだという意識が頭をもたげた。
途端に、過呼吸になる。
海面に、顔をつけられない。
恐怖の念に駆られた。
このままでは、トラウマになり、二度とレースに出ることはできないと思い、必死でもがきスイムを終えた。
しかし、タイムオーバーとなってしまい、失格した。
結果、火が着き、その後、毎年いくつかのレースに参 加した。

今回、同じ轍を踏んだ。
海に入ったとたん、海水温度が低く急激に心拍数が上る。
それでも、なんとか泳ぎ始める。
しかし、心拍数が高いまま治まらない。
過呼吸。
400メートルほど、進むが息が上手くできない。
しかも、突然、レスキュー隊が目の前を横切る。
すぐ、近くに張られていたコースブイに慌てて手をかける。
見ると、同じコースを泳いでいた選手が「心肺停止状態 で浮かんでいる」と隊員たちが叫んでいる。
後で知ったが、この日、この男性は亡くなられた。
わずか、数秒のできごとだった。
再び、恐怖が湧き上がる。
ともかく、泳ぎきることだけを考え、海水の中をもがき進み、なんとか海から這い上がった。
その後は声援に押されるように、漕ぎ、走り、気が付けばゴールしていた。
嬉しかったが、手放しでは喜べなかった。
とてもじゃないが、納得のいくレースではなかった。
そして、海での恐怖と、どう向きあえばいいのかと思った。

還暦前の記念トライアスロンなぞと気楽な気分でいたが、 恐怖と向きあうという、根源的な問いを突きつけられた。
僕のトライアスロンは、これから始まる。
この新たなチャレンジへのキッカケをくれた倅、勇気と、ゴールで待ってくれた妻、幸世に感謝したい。

【今週のアンケートです】
教えて下さい。
最近、死を身近に感じたことがありましたか?

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【先週のアンケート結果です】
教えて下さい。
あなたは仕事と遊び、分けていますか?

a.仕事も遊びもそれぞれ関連しているからわけない。——-46.9%

b.メリハリをつけるためにも、きっちりと分けている。—-6.3%

c.時と場合による。———————————————————46.9%

僕は、あまり切り替えが上手ではないので、aの仕事も遊びも分けられない派です。

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