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第401号『簡単なものほど難しい』

【北千住、梅の湯】
【北千住、梅の湯】

先週、荒川の河川敷で行われたロードレースに友人たちと出場した。
5月の山中湖マラソン以来、久々のレースで少し不安だったが無事10キロを走りきった。
気温が高かったからか、いつまでも吹き出る汗を拭いながら銭湯へと向う。
北千住駅から2〜3分のところにある「梅の湯」で450円を番台で支払い、少し熱めの湯に浸かる。
ジーンと痺れるような感覚から、走って固まった腿や足の筋肉が解れていくのが判る。
「熱、痛、気持ちイイ〜」なのである。
パッとひと風呂浴びた後は本日のメインイベント、打ち上げである。

休日の午後1時過ぎ、開店している居酒屋はないかと駅周辺をうろうろする。
ようやく、良さそうなお好み焼き屋を見つけ中に入った。

店内に入り、いきなり不安が過った。
店内は、ほぼ満員客。
それに対し、店員わずか2名。
これでは、注文がなかなか通らないのではないか。

走り終え、湯船にも浸かり、全身が食べることと飲むことを強く求めている。
あらためて店を探す気力も無い。
この店でいいやと観念し、5人分の席を確保すると、程なくオバさん店員が注文を取り来た。
いつものことであるが、走り終えた後の宴はカロリーを燃焼し、完走した充足感と開放感も手伝い、空腹と喉の乾きを癒したいとばかりに、ビールやつまみをあれこれと注文する。

驚いたことに、このオバさん店員の対応がキビキビとして気持ちが良いのだ。
さらに、店内のあちらこちらから注文が飛んでくるが、「ちょっと待っててね」という対応のタイミングが絶妙だ。
なんだか、こちらも「あいよ、いいよ」って言ってしまう。
さらに、「甘えちゃうわね」と笑顔で畳み掛けられる。

新しくもないし、これといって特徴がある店でもない。
でも、このオバさん店員の厚かましくなく、さりげない気配りが素晴らしかった。
こうして、走る仲間たちと飲んで食べて語って、充実した一日を振り返ることができた。

この日、このオバさん定員を知り、「商いは人」だなとつくづく思った。
気持ちのよい店員がいる店は活気があって、客も明るい顔で楽しんでいる。
人が人を呼び、どんどん栄える。
ところが、店員がよくないところは、どんなに立派な店構えだろうと二度と行きたくない。
結果、さびれる。

人に仕える人にこそ、品位と教養が必要と聞いたことがある。
一見、簡単なサービスと思われるものが、実は一番難しい職業なのかもしれないと思った。

2件のフィードバック

  1. いいお話ですね~。情景が目に浮かぶようでした。
    おばちゃん、いい味だしてるんだろうな~。
    先日、とあるラーメン屋に入ったら
    店員さんはみな若い男性だったのですが
    元気があって動きが早い。手際がいいんですよね。
    マニュアルで動いてないな~って感じで。
    「いらっしゃいませ~。ありがとうございました」
    の声が積極的で気持ち良い(笑)
    全店員さんの志を上げるってのは難しいだろうに
    チームワークさえ感じました。
    なんだか、ラーメン以外でもパワーをもらった気がしました。
    「商いは人」ですね~。

  2. あきりんこ様。そうですね、本当に「商いは人」そのものですね。自分も心して取り組みたいと改めて、思っています。

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