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第343号 『スイッチ OFF』

【カンパーニャ嬬恋の朝】
【カンパーニャ嬬恋の朝】

2週間ほど前、キャンプに出かけた。
場所は群馬県嬬恋村、無印良品が運営しているキャンプ施設「カンパーニャ嬬恋」。
このテントサイトは日本百名山のひとつ、四阿山の山麓から連なるバラキ高原のほぼ中心に位置するバラキ湖畔にある。

前日も遅くまで打ち合わせがあり、荷物の積み込みは出発当日となった。
バタバタとキャンプ道具を車に積み、ようやく出発。
ところが、首都高速で関越道へと向かう途中、いきなり渋滞に巻き込まれる。
こうして、出発してからおよそ6時間、長野道、碓氷軽井沢ICで下りると、今度は雨が降り始めた。
ふと、今日は電話がかかってこない日だなと、携帯電話を観ると、充電のランプが空を指している。
だめ押しに、充電機を忘れてきたことにも気が付いた。
渋滞、雨、携帯電話使用不可といやなことが続く。
理由もなく、不安な気持ちになった。

バタバタと支度をすると決まって何か不都合なことが起こる。
これは、ある種の法則のようなものだ。
法則とは、100回やって100回とも同じ結果になることを指す。
仕方がない、諦めるか。

決めたらスッキリとした。
いま、携帯電話がある生活を当り前だと思っている。
だから僅かな時間でも誰かと繋がらないと不安になる。
しかし、よくよく考えれば、いつでも、どこでもすぐに繋がることのほうが不自然なことではないか。
知らないうちに携帯電話に支配されているのだ。

翌朝、テントから出ると、昨夜の雨とはうって変わり、どこまでも抜けるような青空と草原の緑とバラキ湖の水面がキラキラと輝いていた。
「スイッチ OFF」と言いながら身体を伸ばした。

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