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第326号『十五の君から』

【つぼみの頃】
【つぼみの頃】

アンジェラ・アキの『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』を聴いて、ふと思い出したことがある。

将来、どうしてもデザインの仕事がしたい。
高校2年の夏、桑澤デザイン研究所の夏期講習会に参加するため上京した。
この間、出版社に勤めていた従兄弟のアドバイスもあり、講習会の合間を縫ってトヨタ・資生堂・キリンなどの広報室を訪ね、ポスターを集めた。
今では考えられないが、田舎の高校生が一流企業の広報を訪ね歩ける時代だった。
東京に滞在した3週間で、100枚ほどのポスターを集めた。
そのポスターをみんなに見せたいと思った。

弘前に戻り、『ポスター展』をやりたいとデパートの祭事担当者に掛け合った。
そして、あっさりとOKがでた。
そればかりか、ラッキーにもお金まで頂いた。
仲間を集め、徹夜で展示した。
この『ポスター展』が取材され、地元新聞の小さなコラムに写真付きで載った。

40代のある時期、勤め先を何回か転職した。
けっして、仕事が嫌いなわけじゃないし、手を抜いているわけでもなかった。
でも、なんだか上手くいかず悩んでいた。
デザインの仕事が合っていないのではないか、とも思いはじめていた。

そんな時、たまたま友人の結婚式で帰省した。
翌日、帰り支度をしていると父が後ろに立っていた。
黙って、丁寧に折り畳まれた古い新聞紙を手渡してくれた。
広げると、マジックで小さなコラムが囲まれている。
そこには、『ポスター展』を準備している高校生の僕と、僕のメッセージがあった。

二十数年も前の、しかも自分自身も忘れていたような記事。
高校生の僕が何を目指していたかを、もう一度みつめ直すことができた。
読みながら、自分自身を信じてあげられなかった悔しさと、父への感謝の気持ちで肩が震えた。

「負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
 誰の言葉を信じて歩けばいいの?
 ああ 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
 自分の声を信じて歩けばいいの」
               アンジェラ・アキ『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』より

いま、僕は仲間と自分を信じ、歩いている。
4月、ファンサイトは8回目の創立記念日を迎える。

お知らせ
来週4月10日(金)「恒例!ファンサイト創立記念観桜会」を開催します。
場所:浜町公園(都営新宿線 浜町駅徒歩30秒)
時間:夕方より(川村は4時ころから場所を確保するため、桜の木の下で飲んでます。)

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