普通に歩くのはなんともないのだが、坂や階段の下りで右膝が痛む。
加齢だろうか、原因は解らない。
鍼灸や、整骨院でいろいろと治療しているが、うっすらとした痛みが消えない。
走ることもままならならず、残念ながら毎年参加していた山中湖ロードレースを断念することにした。
こうして、いつの間にか忙しさも手伝い、走ることはもちろん、ウォーキングもしなくなった。
なんとなく鬱々として過ごしていた。
さらに、どうしても落としたくないプレゼンに敗れ、母が亡くなり、さらにさらに、約束した人に待ちぼうけを食わされた。
なんだか、ここのところ毎日の仕事も、なかなか満足のいくものにならず不満ばかりが溜まる。
辛いことが重なり、気分が落ち込んだ。
この気分を救ってくれたのは、酒でもなければ涙でも、ない。
「川村のいいところってさ、・・・川村はいつも、積極的に前を向こうとしているよ。川村はあきらめそうになってもあきらめないよ。川村は仲間を守り、愛しているよ。
だから、うまくいかないときはさ、・・・ゆっくりやればできるよ。目標を小さくしてみればできるよ。続けていればうまくなるよ。今は充電のときだから、少し待って深呼吸をして、自分を信じて褒めてやろうよ。」
友から贈られた言葉である。