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第124号『失敗したっていいんだ』

今年、大補強をし「史上最強打線」と言われた巨人軍が敗れ去った。
そして落合博満監督率いる中日ドラゴンズがセ・リーグを制した。
わずかに補強したといえば、その巨人からバントの名手、川相昌弘選手を獲得したことくらいだ。

どうやら低迷するテレビの視聴率同様、いまや「読売巨人軍」の神話も地に落ちたようである。

なぜ、落合ドラゴンズが強かったのか。
日刊スポーツは中日ドラゴンズの代打成功率の高さを指摘している。
つまり、落合監督は、選手個々にそれぞれの場面に応じた狙い球、コースを絞りアドバイスしたことが功を奏したという。
さらにバッターボックスにむかう選手に一言「失敗したっていいんだ」と言い添えたとも聞いている。

オレ流、落合監督らしいことばである。

落合監督は現役時代、プロ野球選手として輝かしい戦績を残している。
しかし、東洋大学野球部時代、先輩後輩の理不尽な上下関係の厳しさに反発して大学を中退した。
その後、プロボウラーを目指してボウリング場でアルバイトを続ける。
そのプロテストの直前、運悪く初心者マークの付け忘れで警察に捕まり、プロテスト用に蓄えていた貯金を罰金として取られる。
このことが原因で、プロボウラーをあきらめ、東芝府中に入社する。
2年ぶりに再開した野球だったが、結果はすばらしい成績を残した。
そしてプロ野球ロッテにドラフト3位で入団した。

人間万事塞翁が馬。
実に、波乱に富む半生である。

落合監督の「失敗したっていいんだ」この一言は安易なことばではない。むしろ、指揮官として「言葉の力」を信じ、選手に伝えようとする強い意志を感じる。

かたや、常勝巨人軍を命題とされた者は不敗神話の呪縛から逃れることができず、失敗を恐れるあまり萎縮する。

勝てない巨人が忘れている答えがここに潜んでいる。

落合監督は言う。
「失敗したっていいんだ、なぜなら失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐るべきだ」と。

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