第1083号『あとは楽しむだけ』

いよいよ今週の日曜日、第15回World Triathlon Championship Series YOKOHAMA「世界トライアスロンシリーズ(WTCS)横浜大会」である。

僕は第5回大会から毎回参戦しているので、今回で11回目となる。この大会は、山下公園、レンガ倉庫、本牧ふ頭など、横浜らしい景観を楽しみ、多くの人からの応援を受けながら走ることができる、都市型のレースとしては国内屈指の規模と質を有したものである。

トライアスロンは、ともかく用意しなければならない道具が多い。例えばスイムパート:・スイムキャップ・ゴーグル・ウエットスーツ。バイクパート:・バイク・バイクシューズ・ヘルメット・距離速度計測メーター・サングラス・ウォーターボトル。ランパート:・ランシューズ・ラン用キャップ。この他にもタオルや着替えも必要になる。

こうしたスイム・バイク・ランの道具を、それぞれの場面を想定しながら揃え準備する。例えば、スイムでゴーグルを忘れたら海水での水泳はかなり困難になる。例えば、バイクのメーターの電池が切れたら距離の計測ができなくなる。だから、レース前に電池の交換を事前にしておく。例えばランキャップを忘れたら、25度を超える夏日では直射日光をもろに受け、熱中症のリスクが高まる。こうして、考えうるリスクを予測し、それを回避するための手立てをする。もちろん、当日の行動を想定して予行演習もする。ちなみに、自転車はレース前日に預託することができるので、前日会場へ自宅から20キロほど自走して持ち込む予定だ。

さて、レース当日のスケジュールである。

5時00分:起床
5時30分:顔を洗う、着替え、お茶を飲む 
6時30分:ストレッチ、体操、アップ(予め心拍数を上げておく)のための自宅近くの公園でダッシュラン
7時00分:バナナと牛乳を摂る
7時20分:トイレを済ませる
7時45分:自宅から出発
7時54分:シーサイドライン並木中央駅から出発
8時21分:JR石川町駅到着、徒歩で会場まで移動
8時45分:山下公園レース会場到着
9時00分:受付
9時40分:バイクトランジションエリアでセッティングと軽食(おにぎり)を摂る
10時10分:荷物預け入れ
10時35分:スイムチェックイン
11時00分:冷たい海水でパニックにならないための試泳
11時12分:スイムスタート

地元でのレースなので、可能な限り会場に到着する前に事前準備は済ませるが、それにしても時間のないタイトな状態である。一方で、こうした事柄の一つ一つを乗り越えていくこと(ともすれば、競技の過酷さばかりに目が向けられることが多いが)も、トライアスロンの魅力であり醍醐味である。

“Be your extraordinary” 、配布されたスイムキャップにそう記されている。ポンツーン(浮橋のスタート地点)に立っただけで、すでにそれは達成されている。号砲が鳴り、それまでのなんとも息苦しいほどにせわしない事柄や時間から解き放たれ、ゆったりと確信をもってゴールへ向かって動き出す。あとは楽しむだけだ。

【付録】今年3月にファンサイト有限会社の取締役に就任した次男、川村勇気のブログです。これから隔週でブログを配信します。ご高覧いただければ幸甚です。

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#1 ファンサイトからの三つの提案

ファンランドへようこそ。ファンサイト有限会社、取締役の川村勇気です。
GW前に取締役会を実施したのですが、代表が十数年前から千回以上にわたって続けてきた「ファンサイト通信」的なものを、取締役ズも書いていきましょうね、という話になってしまい、今回がその初回になります。

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