第22回 羅針盤

060728

最近本当に「ファンサイト号」がスピードを上げてきています。

川村船長や他の仲間とこの船に乗り込んで航海を始め、あることは当然の意識やアクションとして自分の中に取り込まれ、またあることはどんどん新たに刷り込まれ。

川村や顧問の宇田を通じて、今まででは絶対に会えない、というか想像もしていなかった方々とたくさんお会いし、仕事を通じて成長させてもらっています。

この仕事では、いろいろな方がそれぞれ思い描くビジョンやプラン、また悩み、ニーズをまずお聞きします。
それを形にして世の中に発信するお手伝いをする、というのが我々の仕事なのですが、そういったお話の中にキーワードがいくつかあり、それを汲み取り考えることが自分にとって本当に勉強になります。

制作会社の特色もそれぞれあり、
(1)新たな技術をいち早く掴み、それをウリとするタイプ。
(2)とにかくたくさんの細かい仕事を数でこなすタイプ。
(3)モノをつくる過程の中に、コアとなるロジックをクライアントと共に考え、トータルでプロデュースするタイプ。

ファンサイトは今のところ(3)のタイプで、そこをウリにしていろいろな方々とのお仕事をさせて頂いていると自分で勝手に感じているのですが、どんな業界、どんな会社であってもそれぞれのウリをどこまでしっかりとしたロジックで構築していくか、それが会社の理念的なもの、方向性をきめる「羅針盤」になるのではないかと思います。

自分自身もそんなキーワードを蓄積することで、自分の「羅針盤」を自分の中に作ってきました。

それがもしなければ、自分が何をできるのか、果たしてどんな仕事をするのか、何に重きをおいて生きるのかという判断にとても困るか、もしくは考えることをやめて、そこそこで安住、いやもっとあきらめの人生を送っていたはず。
しかし以前も「ドメイン」で書いたように、この仕事をする上ではそのやり方でいろいろ雑多に吸収し迷ってきたことが、いろいろな方々のニーズを汲み取り、咀嚼するのに非常に役にたっていると思っています。

もちろんこれはワタシの個人的な感覚であり、ファンサイトのメンバーでさえその感覚は異なると思うのですが、今がとても楽しいのは、それが束になってドライブしたときに、相乗効果からくる推進力においてはこの船のメンバーはかなり強力だなという実感を感じるからです。
宇田はプロのプランナーとして早くから実績を重ねてきましたが、その他のメンバーはある意味人生迷走航海の達人(笑)、しかしそんな中で作られた羅針盤はちょっとやそっとの嵐ではひるむことがないという確信があるのです。

今は諸先輩方の羅針盤を見ながらの航海ではありますが、最近はワタシの友人たちも社会の一線で活躍する人間たちが増えてきました。
そんなメンバーをこの船に招待し一緒に楽しくそしてスリリングなクルーズをする為に、日々自分の羅針盤を狂いなくメンテナンスし、アップデートしておかねばならないな、と強く感じるワタシなのでした。

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