第55回 スパイラル

070420

先日夜中のタクシーで「フーファイターズ」の曲ばかりギターで練習している、という話をしたことがありました。

それを黙って聞いていた運転手さん。
なんだか感じのいい人だな、と思っていたら降りるときの拍子に「私も音楽やってるんですよ」と。

聞くと運転手さんはプロだったとかで、故本田美奈子さんの曲などを作ったのか演っていたのかわからないけど、とにかく芸能界ではかなりのメジャー路線で活躍していたとか。

「でも芸能界では好きな音楽が作れないし、それでやめたんです。 仕事は気楽にタクシーをやりつつ、本当にやりたい音楽をやってるんですよ」と。
気がつけば暗くてわからなかったけど、髪の毛も金髪でした(笑)。
「だからね、フーファイターズの話とかしてるのを聞いて私もうれしくて。私も大好きでね。」

「えええマジですか!」

心の中では「うわー参った、恥ずかしい」と「うおーうれしい」の二重スパイラル攻撃が押し寄せていました。

そして「そんな生き方もあるんだなあ。。」とも。

念じると不思議とそのような運気、というかパワーがいろいろな変化を起こさせると聞いたことがありませんか。

私は正直な話、去年までスイッチが壊れたおもちゃのようにあっちにいってはぶつかり、こっちにいってはぶつかり。
パワーの向けどころすら分からず、積み重ねたものがあるわけでなくここまできてしまった。

それが去年このチームに加えてもらい、いろいろな流れが劇的に変化する中で、人と人とがもつパワーがスパイラルになってエネルギーを出し、そこにいろいろな方が不思議なくらいに繋がっていく実感を感じています。

ファンサイトも浜町のアトリエを借りるまで、いろいろと皆で話し合いました。
果たして本当に今ここを借りる必要があるのか。
私たちにその力があるのかどうか。
私は自分の実力を自覚しているつもりなので(あ、つもり警報ガ!)結構考えました。

川村が立ち上げたこのチームで、自分が一員として本当に貢献できているのか。
そしてまだ結果が見えていないけれど、それを形に残すことができるのかどうか。

事実、まだ何も形として私は自分の人生に納得してはいない。

だからこそ、今年が本当の意味でどこまでスパイラルをでっかくできるかの勝負なのだと思っています。

かといって気張りすぎてスパイラルから飛び出さないように注意をしながら、確実にいろいろなつながりを形にすることに今年はフォーカスしていきますよ。

このブログも「よく同じようなことばかり書けるね、ネタ切れはないの?」と聞かれたこともありますが、私が本当に納得して次のステージに行くまでは、何があってもおそらくこのテーマは書けると思っているし、結果を出すことがここで書いたことが嘘や方便ではなかったという証になると思っています。

ちょっとは時間がかかってしまうし、歯がゆくもあるけど、そんな感じです。
これからも末永くお付き合いください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です