▽トマコミ http://shop.kagome.co.jp/tomacomi/ ▽&KAGOME http://and.kagome.co.jp/ ▽Facebookページ https://www.facebook.com/KAGOMEJapan ▽カゴメ株式会社 http://www.kagome.co.jp/
自宅でトマトを育てるという各自の行為を、トマコミやfacebookのコンテンツと社員コンシェルジュによって、ファンの共通ごとに変換している。
リアルとバーチャルを上手に組み合わせ、ファンとのコミュニケーションを実践している素晴らしい事例。
&KAGOMEの掲示板でお客さまの声を聞き、ファンに寄り添おうとする姿勢は、株主を「ファン株主」と呼び個人を中心に株主20万人を有する企業方針とも一致しており、真剣にファンと向き合う熱い想いが感じられる。
- 現在増え続けている「ファン」をテーマにしたサイトやFacebookページをとりあげ、「ファンサイト」的視点で勝手に分析・評価してゆくこの「友言寄席」。 第7回目はカゴメの「トマコミ」と「&KAGOME」です。 トマトの生育法とその工夫を伝えるとともに、凜々子という品種の苗木を配って実生活の中で育てさせる企画など、とてもファンサイト的です。 また、幼稚園や小学校2200校に苗木を提供し、先生を対象に各地で定期的にフォーラムなども開催しています。
- トマトにしぼって訴求できるのは大きいよね。
- ペットのように、自分のトマトの実りを他人に見せたいというコンセプトですね。
- 学校とはどうやってつながっていったんでしょうね。教育関係の行政経由かなぁ。
- 給食営業とかかな。
- 細かく定期的にセミナーなどもやっていて、ものすごく実直だ。イメージ作りが本当にうまい。
- 企業理念とサイトのイメージがとても近いんですよ。
- お客様に開かれた企業ですね。あと、ものすごく真面目な会社らしいですよ。取引業者などに理不尽な無理とかまず言わないみたい。
- それはわかるな、サイトの雰囲気に出ているよ。
- コンシェルジュみたいなのもいるにはいるね。
- 広報担当が自分でトマトを育成しながら、レポートしています。
- 一番の目的は高級なトマトを使った商品の通販に誘導しようということなんだろうけど、それがさりげなくていい。買っても良いかなと思わせる記事の作り方もうまいですね。
- がつがつした感じがないから、安心して見ていられる。トマトの生育ビデオなども1分くらいで短くて良いな。押しつけがましくなくて良い。 そして、カゴメは一株単価を安くしている会社で、とにかく株主数が多い。2001年から、株主10万人構想ということをやっていて、99.6%が個人株主という凄い会社。優良顧客がファン層になるということだよね。
- 本当の意味での昔の株式会社における株主のかたちですよね。
- 株主との対話イベントも定期的にやっていて、座談会をそのまま載せたりしています。民意をたばねるということをやっているんです。 株主のことを「ファン株主」と呼んでいます。
- 「ファン株主」のPR効果は絶大ですね。株系のサイトでは勝手にPRされている。権利確定書類あげている個人ブロガーもいる。結果だけど、とてもうまいこといっていますね。
- 理想的だなぁ。
- 商品のファンというより、会社のファンにしてしまい、そこで買わせるということだね。構造的には正しいよね。
- 株主イベントカレンダーなんていうものまであるんですよ。
- このような株主制度を初めて作ったのは日本ガイシ(碍子)ですね。地方の株主を増やしていって、安定株として評価を得ました。
- 地方の会社特有の骨太さを感じますね。
- 企業理念がしっかり末端まで伝わっていて、それぞれのセクションがなにをやればいいか理解している。大手でありながら中小の良い点も持ち合わせています。
- デジタルだけに走っていない感じがあって、人と人の関係を感じられる。やっぱり理念をもって「こと」にあたるというのは一番重要なことなんだね。
全員:
寄席一同
5枚「ユーザ視点ではストレスなく、なおかつ楽しい。暖かい感じがサイトから見える」 5枚「サイトとかコンテンツの器では評価できないけれど、懐が深く広いおしつけがましくない」 5枚「すごく優れていると思う。われわれが目指している形を具現化している」 4.5枚「ファンサイト的には優等生。トマトならお客さんと一緒に育てられる、ということに気がついたのが強い。でも「トマトがあるからでしょ」とも思う」 5枚「サイトを媒体としてうまく使っている事例。どこを見てもいい会社感がある」
<結論:座布団4.9枚>