▽ハーゲンダッツ http://www.haagen-dazs.co.jp/ ▽ハーゲンダッツコミュニティー http://community.haagen-dazs.co.jp/ ▽Facebookページ https://www.facebook.com/HaagenDazsJP

- 今回のハーゲンダッツは、サイトをリニューアルしたばかりです。TOPページを見ていただいくと、高級でラグジュアリーなブランドページへとリニューアルしています。

- Facebookページの「いいね」も40万以上、すごい数だね。

- ハーゲンダッツファンのことを「ダッ通」と言うらしいですよ。いち早く限定味を見つけてレビューしています。買えなかったこともレビューして、お互いが「どこそこに売っている」とか報告しあって楽しんでいます。ある意味商品自体が「あなただったらどう口コミする?」という巻き込み型の企画ですね。

- ここのページは運営会社を変えていて、avecになっていますね。先月までは違うところだったけれども。ハーゲンダッツってポイントカードがあって、10個ためると1個くれるんですよ。このポイントカード、紙だったのがプラスチックカードになって全世界で使えるようになった。世界で使えるポイントカードってなかなかないので、旅行の時に使いたくなる。

- 店頭ディスプレイが綺麗な店舗を6店舗ほどセレクトして、そこに投票してユーザーに1番を選んでもらうという、おもしろい企画も実施していて、流通キャンペーンで終わらせずに消費者も巻き込んでいます。

- ファンコミュニティを次の営業ツールに展開している例として非常におもしろいね。

- 第1位のお店はファンから709票もらっています。お客様の巻き込みがうまいですよね。

- ハーゲンダッツって1個300円くらいだからね。ちょっと高くて非日常の感じがありますね。

- 宝石みたいな感じだよね。

- そうそう、酒飲み的な感覚ではない(笑)。

- 「がんばったから今日はこれ」みたいなところがあるかもしれませんね。

- 夢がありますよね、いっぱいではなくちょっとだけの贅沢というのが大事。

- フレーバーも気分によって好きものに変えられるし、人気投票でも票が割れているようです。

- ハーゲンダッツのサークルメンバーが53000人。すごいね。

- コミュニティがリニューアルするときに、投稿できなくなるのがユーザーには辛いらしいですよ。

- ただ、デザインは昔のサイトのほうが暖かみがあるね。手作り感があった。今はとてもおしゃれだけど。

- 有名人になっていく投稿者もいるんですね。

- ワーゲンファンが自分の車を撮って公式のFacebookページに投稿しているのと似た現象ですね。

- ブランディングがしっかりできているよね。ワーゲンもハーゲンダッツも。ファン化しやすい幸せなマーケティングだ。メーカーもファンも同じ方向を向いている。

- ファンに自由な遊び場を提供してあげているという雰囲気があります。

- 余白が多いというか、ゆるくて心地いい。

- 2011年からやっているんだよね、5年目ということだ。

- やっぱりアイスクリームって夢があるよね。

- CMでやっている、ちょっと待って溶かして食べるというのも、固さというネガを上手にポジに変換しているし。

- そういえば、あんまりセクシー系の販促をやらなくなりましたね。

- 投稿の統計を取ると横浜近辺が一番多いらしく、ハイセンスな人がサイトを訪れているイメージがあるね。

- Facebookページ記事のシェアが多いですよね、ただの新発売の記事だったりするんですけど。

- 商品にファンがしっかりついているんだろうな。CMについているわけではなくて、商品のファンがいる。

- 人に伝えたいほど、商品そのものが価値をもっているってことですもんね。

- 口の中にいれたときの感覚とか喜びを共有しているんですよね。だからシェアするし、新商品も口にしなければわからないから買ってくる。

- そうそう、あとちょっとした頼み事やねぎらいのときなど、ちょっとした贈り物にも使えるイメージですよね。

- 近いかなと思うのは、黒ビールとか。あの非日常感。

- 最近多いスタイルですが、飲む缶チューハイの味を毎日変える、それにも近い感じがします。 それにしても「食べたよ」「食べたい」で、これだけクリックさせるというはすごいですね。ブランドページでこれだけのアクションがあるのはすごい。

- こういう商品って他にないような気がするよ。

- 趣味的な感じがしますよね。

- 似た感じのブランドでも、ゴディバはここまで盛り上がっていないんですよ。

- ゴディバはもうちょっと宝石感が強いな。

- コミュニティ感はあえて出さない感じですもんね。

- コンビニで300円くらいで、絶対にそれを選ぶというブランド、なかなかないなぁ。コンビニスイーツのブームがあったころのものに近い感じがあったかもしれないけど。あとトレーにとって買うパン屋さん、あれも客単価高いですよね。

- プレミアムクラスのビールに近いかなと思ったけど、バリエーションはずっと豊かだよね。ビールはハーゲンダッツのように選択肢ないし、女性的にビールはおもしろくないだろうなあ。ヨーグルトとかだとどうだろう。

- チーズとかも近いかもしれませんね。

- ウェブサイトのデザインも絶妙で、デコりすぎていない感じがとてもいいなぁ。

- ではここら辺で、ファンサイト的視点でどうか、座布団の枚数でご評価ください。最高評価は5枚です。
全員:
寄席一同
5枚「コンシェルジュ的な役割がいないけれども、自然に導かれている感じがとても不思議」 5枚「企画自体がコンシェルジュになっているから、コンシェルジュがいらない。だからシンプルに展開できる」 4.3枚「よくできているんだけど、昔の手作り感ある方が僕は好き。0.3はやっぱり商品力が強すぎるからのマイナスを加味して」 4.5枚「自分のところの商品のポジショニングをよくわかっているけど、商品に恵まれているので5点はつけられないかな」 4枚「ファンサイトとしては完璧なんだけど、ファンの顔があまり見えてこないかな」
<結論:座布団4.6枚>
