▽北欧、暮らしの道具店 http://hokuohkurashi.com/

- すごく良くできているサイトだよね。ファンサイトのひとつの進化形としてEC要素を入れていくと、こういう形という理想だ。ブランディングと販売がセットになっている。

- すごく見通しが良い感じがするんですよね。お店が見通せる、透き通った感じがよくでている。

- 北欧的なイメージにも合っているからね。

- 日本人がイメージする北欧っぽさを良く出しながら、しっかり昇華しているね。

- 企業説明のところにも、そのあたりはよく表れていますね。自分達が使いたいものを追求したら北欧的なものに惹かれ、フィットする暮らしを追及したら北欧に限らず日本や世界中にある良いものに出会う。そうやって商品が増えていったようですね。

- すごく良い感じだよね。

- コラムを読んでいても、スタッフの考えがひとつのコンテンツになっている。企業ビジョン実現のために、各スタッフが表現している。

- ここまでくるのにどれくらいかかったのかな?

- 会社の設立は2006年ですね。

- この状態になるまでは結構時間がかかったようだね。でもかかるよねぇ、そのくらい。 ちょっとずつ良いものを集めてきた結果だ。

- だからこそ店舗じゃなくて通販で事業を始めた意義があるんですよね。

- 自分の好きなものをコツコツあつめてアップし続ける、それを同じ趣向の人たちに伝えているわけだ。

- この資本金でよくできているよね、このサイト。内製なのかね?

- 本当に見ていると欲しいものがたくさんあるよね。

- 小綺麗なイメージだけじゃなくて、ビンの消毒の仕方とか、自分達が使っている感想がありますよね。売った後のケアまでしてくれる雑貨屋さんって感じ。

- このサイトはファンサイト作りにおいては、非常に重要な参考事例だと思う。久々にガツンときた。 ちょっと大げさな言い方かもしれないけど、例えばパタゴニアに務めている人たちってパタゴニア的なライフスタイルだよね。自分達の生活感とイコール、貫徹している感じがある。パタゴニアの店に行けば本当にパタゴニアが好きな人が商品を売っている感じだ。

- このサイトではバイヤーがコンシェルジュ的な役割をしているんだろうね。

- 側面としては『暮しの手帖』的なところがあるかな。レイアウトとかもそういうイメージがある。

- 無印とも似ていますよね。

- うん、でも無印よりもモノを大切にしている感じがある。

- そうそう、肌感はこっちのほうがあるね。

- メメルマガも良いんですよ。締めの店長コメントが濃くて熱いんです。店長ブログも月に2、3回書いていて、会社や社員や商品に対する想いがすごい。通販なのにスタッフの顔が見えて、接客されているかのようにすごく近く感じるんです。 定期的に自社サイトで商品買ってみて、お客様視線で改善するということは、なかなかできることじゃないですよね。

- 土鍋のコンテンツはごはんの炊き方も丁寧に写真で解説してくれていて、ごはんがとってもおいしそうに見えるよね。「蒸すこともできます」なんて紹介されていて、なおさら欲しいなって思えるよね。

- 購入を迷っているところをひと押しされちゃいますね。

- メーカーだってここまで解説してくれないよね。

- メーカーじゃなくてファンが言っているから説得力がある。

- 人に薦めたくなるサイトですね。ここにいけば気に入ったものが大抵見つかるよって。

- 雑誌の編集部みたいな形態ですよね。

- 配送料の頃合いもとてもいいね。

- 雑貨で配送料無料15,000円って高いけれど、商品説明見ているうちにこれも欲しいって、気が付いたら15,000円超えちゃいそう。

- これだけの情報量をさらっと紹介するには、よっぽど色々なことを考えないといけないよね。

- 無印のサイトとかには、こういう求心力はないもんなあ。

- すごいね、ここ。今までの中でダントツ。

- この編集作業は相当大変でしょうね。

- よっぽど好きじゃないとできない。

- いいものだと本当に思うから伝えたい、だから継続できるんでしょうね。

- ただ、ユーザーズボイスを載せていない理由を知りたいな。編集ポリシーとしてジャマなのかな。

- あくまで雑誌なんでしょうね。

- バズはバズで勝手にやってくれってところなのかもね。

- ユーザーがベタ褒めしているとクドい感じになるかもねぇ。
全員:
寄席一同
4枚 「5にしなかった理由はユーザーズボイスがないから」 4.5枚 「着実にファンは捉えてるが、独自性はイマイチかも」 4枚 「世界観がある。モノまわりの作り込みは良くみえるが、ファンが見えない」 4.7枚 「通販を意識したファンサイトとして最適解と思う。裏方の語りにファンになった」
<結論:座布団4.3枚>
