第390回 それでも前をむいて

参議院選挙が終わったあと、息をつくヒマもなく都知事選がはじまりました。
また、沖縄県の高江村では米軍の輸送機オスプレイが離着陸をするヘリパッドの建設に反対する住民を、全国から召集された1500人の機動隊で強制排除が行われています。

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警察車両に轢かれた男性

引用:田中龍作ジャーナル http://tanakaryusaku.jp/

昨日は警察車両に男性が轢かれ負傷しました。本日まさにヤマ場ではないかと言われる強制排除がこの瞬間にも行われています。
沖縄県では知事はじめ議会でも「オール沖縄」と呼ばれる野党共闘の基地反対派が民意で選ばれているにも関わらず、です。
これは既に4日前。今日はもっと苛烈な排除が行われているのです。

いよいよ議会制民主主義のモラルまでもが崩壊しはじめました。
これを日本国民が認めたとは思いたくないので、これくらいにしておきます。

そして方や、妻の20年来の友人が、50万人にひとりという難病「拘束性心筋症」の認定をうけ長年入退院を繰り返していました。
その彼は今入院中ですが、いよいよ病状が悪化してきたため、米国での心臓移植を決意し、仲間である私たちに助けを求めてきました。

こちらは読売新聞。そのほか神奈川新聞や東京新聞でも同じような呼びかけに協力してくれました。

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手術代はなんと1億4,000万。
渡航費やむこうの病院に入院しての費用は家族持ち、すべて手術代にかかるものだそうです。
これをなるべく早く集めるために、妻をはじめ彼の旧友はじめいろいろな方が「宮城篤さんを救う会」が発足し、募金活動を行うことになりました。

途方にくれる金額ではありますが、この病気を知りながら、彼と添い遂げることを決意し、先日入籍した奥様美由紀さんの存在が希望です。
どれだけ辛く、大変な思いをしているだろうと思うのですが、そんなことを微塵も感じさせず、家族としてこの募金にすべてを賭けて動いています。
入籍したというのも先月いきなり聞いて、その後にこの募金の話も聞き、驚きの連続が冷めないうちにプロジェクトは動き始めました。
軽々しく言えない言葉ですが、まさに「愛の力」の凄さを改めて感じます。

世の中には本当にいろいろなことがある、と思います。
そして相対的にみれば苦しいことばかりのように見えます。

しかし、私たちはそれでも前を向いて歩いていかねばならないのだ。
眼の前に起きていることは、それを私たちに試練として課したのだと思い、前を向いて歩いていこうと思います。

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