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第357回 これぞ「立法府」のたたかい

先日、自公政権により衆院で強行採決された安保法案が、参院での質疑へと移りました。
そこで、元俳優でありながら311を期に国政へ打って出た山本太郎参議院議員が安部首相への質疑を行いました。

当選後は国会議員として各地を飛び回るほか、原発事故についての追及を行いながら、永田町での戦い方を模索した結果「生活の党と山本太郎となかまたち」の共同代表となったことはご存知の通りです。
お母様とも以前にお会いし、仲良くさせていただいています。

その彼が、今回の安保法案について安倍首相へ直接質疑をする、ということでその動画を見ました。
持ち時間は34分。彼がどのような話をして、どのような構成の論戦を挑むのか。
ある意味この4年半、待ちに待った機会でした。

まずは何も先入観を持たずに34分の一連の流れをどうぞそのままご覧になってください。
お時間のない方でも20分くらいからの15分、ぜひご覧になってほしいです。

いかがでしたでしょうか。
ご覧になった方はお分かりかと思いますが、結果は完璧な山本氏の勝利。
勝ち負けで決めるわけではないですが、この論争を見て、どちらが国民の側に立ったものか、また今後の安保法制がどんなに矛盾を内包したものか、ほとんどの方がご理解いただけるかと思います。

最初は粛々と質問をしていく太郎氏の質問が、20分あたりからどんどん力強くなっていく様。
安部首相はじめ政府の、難しそうだけどなんだか全く的を得ていない詭弁を引き出したうえで、その矛盾点をしっかりと検証した事実に基づいて反論し明るみに出す。

失礼ですが、いつの間にこんなに素晴らしい論議ができるような訓練をしたのだろう、と本当に感激しました。
また印象的だったのは、彼の目線。
しっかりとテレビカメラに目線を送りながら、分かりにくいまやかしの言葉に対しての補足を「テレビをご覧のみなさん、これはこれこれこういうことで・・」と加えながらの展開。
このやりとりを見て、それでも安倍内閣の言っていることのほうが理解できる、という人に会ってみたい(笑)

こんな素晴らしい国会答弁、久しぶりに見た。初めてといっていいかもしれません。

それにしても、このような状況を見るにつけ、今回の安保法案の違憲性、危険性、法的安定性などが国民の理解を得ずに「勝手に」進められていることに対して、怒りや驚きを通り越してあきれてしまいます。

どんな事情があるにせよ、この程度のまやかしに近い言葉で、中東はじめ世界中で「国際貢献」とか「国際平和」のために自衛隊の人殺しを認める法案が可決ぎりぎりのところまできているということは事実。

その意味では、地域や職業問わず、本当に多くの国民が目覚め、立ち上がってきてきています。
政治家、医者、弁護士、教師、学生。
先日はついに高校生が法案反対のデモを開催したとFacebookではニュースになっていました。

私も、何をおいてもこの法案を廃案にすることについて努力を惜しまず、全国でがんばる多くの国民とともに動いていこうと思います。

もう周りを気にしている場合ではないのです。
ここで声をあげなければ、自分の、そして日本の将来に対して申し開きすらできない。
私は、自分自身の魂を納得させるために動いていきたいと思っています。

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