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第94号『表現以前』

いま、07年問題と言う団塊世代市場に対するマーケティングの話題であり、多くの提案が試みられつつあります。
目や耳にするのはWeb絡みのモノが多いのは時代の流れでしょう。
しかし、言い過ぎかもしれませんが多くの提案は、独りよがりの思い込み、や先見的な理屈、期待から発想されたものが多い気がします。

例えば最近流行の株のEトレード。
そもそも株式取引の大衆化に向けどのようなストーリーが準備されているのでしょうか?

一見、とっつきやすいそうな表現も、上辺の語り口だけのような気がします。
市場をリードしてきたのはどのようなタイプの人ですか?、提供される商品特性は、シニアの真の顧客ベネフィットに合致していますか?コミュニケーションが複雑すぎませんか?

私の知人にネットによるこの株取引に手を染めている2人(当然シニア)がいます。
一人は成功者、一人は挫折者です。

成功者は、日常生活をお座なりにするほどに株の動きのウォッチングに時間を割いていました。
もう一人は、当初は株の面白味に嵌り、終始画面をチェック、しかしある時から飽きてしまいました。
その結果、投資はフイ。
まあ 本人も、自分の責任でやったことで、高い授業料を払ったと諦観しています。
以上はほんの一例に過ぎません。

私は、技術の進化を毛頭否定する気はありませんが、問題は技術を利用する方法です。

マーケティングの基本は、まずセグメンテーション、ターゲティング、そしてポジショニング。
それが出来てはじめて4Pの組み合わせによるマーケティングミックスであることは、いまさら申し上げることではありません。
しかし、Web上で見る各種の提案は、こうした基本が十分論議されている結果のか、疑問です。
口ではロングテールを言いつつ、効率主義に支配されて本音はマスボリューム獲得を中心に志向している気がしてなりません。

最近、Web2.0時代と言われ、新たなコンセプトとして「ファインダビリティ」が提唱されています。
このこと自体、大切なことであることは同感しますが、しかし、探索されたメッセージが、誰に向けられたものか、また何がトリガーになるのかが不明確であれば、それは単なるエンターテイメント情報に終わってしまうのではないでしょうか?

混乱した戦場では、「言えども相聞こえず、だからカネや太鼓を使って目立たせる」という孫子のコトバがありますが、折角、顧客を個客としてターゲットに出来るメディアがはじめて登場したのです。

お客様価値のある、素直に耳に届くコミュニケーションを期待したいものです。

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