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第76号『衆院選を考える』

「自」の圧勝でしたね、今度の選挙。

皆さん理由は色々とお考えのことと思いますが、コミュニケーション戦略の視点から見ると、次のような考え方に思い及びます。

(1)2大政党幻想と言うマスコミねつ造の舞台が出来上がっていた。
従って選挙は自由、民主でのバトルというサッカー、野球などと同様の状況になった。
これにより本来の野党が存在しなくなった。
→政治はショーに

(2)戦う2党は、実質上、同じであり、どちらが勝っても「安穏」であることを未だに「中流意識」「ノン・ポリ」の国民は承知。
→観衆としての政治参加

(3)キワード「改革」の持つ野党的なイメージが「小泉」氏と重なった。
一方、民主は、スローガンが、選挙が終わったいま、もはや頭に浮かばない位、はっきりしていなかった。
また、「改革」に反対する理由が「ワカラナーイ」状況であった。
一方、「自」の改革が判ったか?と言えば「改革」というコトバが気分で判っただけであることは言うまでありません。
→情緒の時代

(4)郵政反対の自議員が派閥のドンイメージで、皆脂ぎっており、スマートさに欠け、利権亡者に見えた。
要は女に持てないタイプが目立った。
→外見が勝負の時代

(5)郵政改革=官僚支配の幻想を振りまき、悪代官退治に乗り出した隠密剣士が登場した感じで、それをマスコミは刺客と煽った。
事実、刺客の多くは「くの一」と呼ばれ、男好みの知的なかよわい?美女が多い。
→正義の味方、義経ブームに見られる判官贔屓状況

(6)不景気が長引くなか、安定的な給料を約束されている公務員的な存在に怨嗟が広がっており、大衆レベルでのスケープゴートの対象になりやすい状況にあること。
とくに「格差社会」に生きる若者層に不満が多い。
→パンとサーカスの施策

(7)そして、本来は「痛み」を強いられている筈の大衆の「不満」を「公務員」「官」へと向けさせたこと。
→不満のはけ口づくり

皆さま、ご承知のようにコミュニケーション戦略は、・何を言うか?それを・どう言うか?をまず考えるのが基本です。
そしてこの前提には、ポジショニングと差別化が検討されます。
そしてシンプルで明快なメッセージの発信です。

この意味では、「自」の勝利は、コミュニケーション戦略の勝利と評価できましょう。
聞く所によると、この度の選挙は「自」ではNTTの広報で実績のある議員が音頭を取って進め、一方、民主は某広告代理店推薦の米PR会社が担当したとか?
言ってみれば情報社会にあっての日本の大衆の意識状況を深く認識した戦略の勝ちとも言えるかもしれません。

ところで、これから時代はよくなるでしょうか?
「改革」に何を国民は期待したのでしょうか?
仮に世の中が悪くなると想定すると、多くの人々の不満は一層蓄積されるでしょうし、また国民は、より強いリーダーと、次なるスケープゴートを求めるはずです。
なんだかヨーロッパでのナチスの台頭や日本での第二次戦争前の状況に似てきていませんか?

「皆さん、目を覚ましなさい」と言いたい気もします。

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