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第19号『しょせん、仕事は、仕事に過ぎない?』

新緑の頃、相変わらず新社会人が罹る五月病というのはあるのかしらん?それよりも先にもはや転職を検討中か。求職の学生に聞いた話だが、面接で聴かれるのは「すぐやめないで欲しい」という企業サイドの声だという。それだけ、折角の難関をいともかんたんに捨て去る若者が多いということだろう。 マスコミでは例年、彼らを「今年の新人は・・・?」と類型化し、ネーミングするが今年に限ってはあまりこうした情報は耳にしない。方や戦争や北朝鮮、方や超不況とあまりに関心事が多過ぎて、マスコミは新社会人にかまける暇はないというところか?
で、インターネットを検索してみると、あるサイトで「新社会人のアンケート」をやっていた。そこでちょっと気になったのは「仕事に対する意識」についての調査。それによると今年の新人も、社会人になって5,6年経っている先輩社会人も「仕事に対する意識は余り変わらない」と言うこと。そして、「仕事は仕事として割り切る」と言うことである。
つまり新人も入社5,6年生も若い社員は共通に「しょせん仕事じゃん」との意識である。これとリンクするのが、「将来的には転職したいと思う」という回答で、「定年まで勤め上げたい」と回答した人は15%にも満たない。 ある知識人は「働くことは、永遠の自分探し」と言うが、このアンケートから透けて見える現実は「醒めた」仕事への意識であるようだ。また、初手からの「逃げ」の姿勢でもあろう。
断言してもいいのだが、恐らく彼らはすでに始まっている知識経済の下では生きていくことは難しい、と思う。なぜなら彼らが属する企業のすべてが、「どのようにして社会の持続に貢献していけるか」を追求せざるを得ない状況を迎えており、そこでは働く人そのものも、企業と同様に知識とビジョンで自らを価値づけしていかねばならないように求められつつあるからだ。
言ってしまえば企業も人も「働くことはお金のため」ではもはや通用しない時代に置かれ始め、お互いに新たな使命を明確にせねばならないようになってきたということだ。
つまり、わたしたちは「誰のために、そして何のために存在するのか」という根本的な問いかけに対して、逃げるわけにはいかない状況に、いまや押し込められつつあると言っていい。もちろん、その答えは昔ほど自明ではないのだが・・・。

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