ファンサイト通信

2021年07月15日第916号『映画鑑賞のち、お粥』

【謝甜記のお粥】

日曜日、横浜みなとみらい21のキノシネマで映画『アメリカン・ユートピア』(スパイク・リー監督作品)を観た。

映画『アメリカン・ユートピア』は元トーキング・ヘッズのフロントマン、デイヴィッド・バーンが、2018年に手がけたアルバムとそのワールドツアーが評判を呼び、その後ブロードウェイでショーとして舞台化し、さらにバーンはスパイク・リーに映画化の話を持ちかけ完成したものである。

トーキング・ヘッズといわれて思い出すのが、YMOの「体操」という曲である。
坂本龍一と高橋幸宏が作曲、作詞は坂本龍一とピーター・バラカン。(余談だがバラカンはこの『アメリカン・ユートピア』で字幕翻訳を担当している)
この楽曲は、ジョン・ケージを彷彿とさせるミニマムな作品であるが、MTVで流れたミュージックビデオ(テクノ風のギクシャクとした踊りの振り付け)がやたらとトーキング・ヘッズ的だった。
バーンは、盟友ブライアン・イーノがプロディースした作品もあり、さらにこれもまた僕の好きなファットボーイ・スリムとのアルバムもある。
まさしく、デイヴィッド・バーンは音楽だけではなく映像分野やパフォーマーとしても、70年代から活躍し続けているポップアイコン(パンク・テクノ・ミニマムアートなど)の一人である。
今回、ほとんど予備知識なしに前評判が良いとの噂だけで出掛けたのだが、最高に楽しく勇気をもらえる作品だった。
そして、エンドロールが流れるなか客席からスタンディングオベーションが沸き起こった。
これは、映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』以来の出来事だった。
この夏、間違いなく観るべきお薦め映画の一本である。

そしてこの後、中華街まで移動し謝甜記貳号店でお粥を食べた。
なぜ、こんな暑い時期にお粥か?
それは、お粥の美味しさに開眼したからである。
では、そこに至る小話を・・・。

2週間ほど前のことである。
夜半、腹痛で目が覚めトイレに駆け込んだ。
ひどい下痢。
なにか変なものを食べたか飲んだかと、原因を思い起こしてみるが、一向に思い当たらない。
そもそもほぼ同じものを口にしていた傍らにいる妻は、なんの変化もない。

一先ず治まったが、今度は身体が妙に熱っぽい。
体温計で計測すると38℃もある。
解熱剤を飲み、再びベットに潜り込む。
朝、再度計るも37.7℃。

これはひょっとしてコロナではとの疑いも生じ、接種センターに問い合わせてみた。
そして、自宅から徒歩圏内(30分ほど歩いたが)にあるPCR検査を実施している開業医を紹介された。
妻と同行し、病院で検査を受けた。
早速、唾液を1センチほど採取される。
翌日には結果がでるとのことで、解熱剤と胃の薬を処方してもらい、そのまま帰宅。
帰宅後、胃の具合は収まったが熱が残った。
そのせいか珍しく食欲もなく、妻が夕餉にお粥を用意してくれた。

久々のお粥である。
とろりとした綺麗なペースト状の食感が、懐かしい。
熱で、あまり味を感じないが、それでもなんだかふんわりとしたおこめ本来の甘さが口に広がった。
美味しいとは違う、滋養な味わいに身体が反応した。
なんだか無性に良い。
こうして、お粥の味わいを再発見したのである。

さて翌日、熱も平常に戻り病院からの知らせがあり、妻も僕もコロナ陰性とのことで一先ずはほっとした。

ここ2,3年風邪も引いておらず、高熱とはかくも苦しいものであることを再認識した。
この発熱を契機に、四の五の言わずコロナワクチン接種を受けることに決め、早速申し込んだ。
第1回目は来週7月21日・第2回目は8月11日とあいなった。

●お知らせです。
次週23日(金)は祝日(スポーツの日)となり、ファンサイト通信もお休みです。

コメントは受け付けていません。

執筆者

川村隆一

川村 隆一

ファンサイト有限会社
代表取締役

1952年1月生まれ。
日本大学芸術学部卒業。
日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科(現)グラフィックデザイン科専任教師、株式会社Cカンパニー、株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立。
資生堂・イオングループ・キリンビール・マツダ等の企業コミュニケーション/広報活動のためのディレクションとプランニングを手がけてきた。

【書籍】「企業ファンサイト入門」日刊工業新聞社刊 2006年
【賞】経団連海外広報センター最優秀デザイン賞(横浜銀行アニュアルレポート)

最近の記事

バックナンバー

関連リンク

funsite
Fun-site Ltd. © All Rights Reserved.

ページトップへ