ファンサイト通信

2021年05月13日第907号『プレゼンを成功させるために』

【海練習の日】

昨年中止となった『ITU世界トライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会』が5月16日日曜日、無観客で開催されることになった。
会場は、山下公園とMM21周辺。
ちなみに、オリンピック出場権をかけたエリート部門は前日15日土曜日にレースが行われる。

開催の噂は昨年9月ころから聞こえてはいたが、それでも確証がないまま日々のトレーニングはしていた。
とは言えレースがない前提では、どうしても今ひとつ身が入らず緩慢なものになりがちだった。
10月に2021年開催とのメールがあり、しかも2020年にエントリーした人は、優先的に申し込むことができるという内容であった。
そして12月にエントリーをし、着々とトレーニングを重ねてきた。

僕がエントリーしたスプリントはスイム750メートル・バイク20キロ・ラン5キロの距離で速さを競う。
ちなみに、スタンダード(オリンピックディスタンスともいわれる)は、その倍のスイム1,5キロ・バイク40キロ・ラン10キロである。

いまの僕が(体力・技術力を冷静に分析し)チャレンジするにはスプリントが最適であると判断し、選択した。

スイム750メートルといえど、海で泳ぐことはプールで泳ぐのとはわけが違う。
潮の流れも波もある、ウェットスーツ着用とはいえ5月の海は水温も低い。
コースレーンのブイが張られているわけでもないから、そもそも真っ直ぐ泳ぐことが極めて困難である。
加えて、何十人もが泳ぐため接触も普通に起こる。
さらに、制限時間以内に設定されたポイントを通過できないとその時点で終了。

こうしたさまざまな要因が重なりゴーグルが外れたり、恐怖心が起こり結果として過呼吸になったりとトラブルも多い。
実際、これまで競技中に海で亡くなられた方も複数人いる。
リスクをゼロにすることはできないし、誰もがトラブルに遭遇する可能性はある。
だがらこそ、しっかりと準備しなければならない。

これは、ビジネスでのプレゼンテーションの対応策に共通する。
プレゼンテーションテクニックとして、4つのPが重要である。

・プラン(計画)
到達したい結果を想定し、その目的を設定する。

・プリペア(準備)
成功に導くための要素を分析し、対応策を準備する。

・プラクティス(練習)
自信をもって発表できるよう、繰り返し予行練習を重ねる。

・プレゼンテーション(発表)
PROの態度で発表する。
Privilege(特権、光栄):発表の場を与えられたことを光栄であると感じ、その特権に感謝する。
Responsibility(責任、信頼):自分というブランドに対する責任や信頼を勝ち取るために、自らを信じ自信をもって臨む。
Opportunity(機会、好機):発表を通して自らが成長するチャンス、好機であると捉える。

少し大げさな表現内容ではあるが、プレゼンテーションとしてPROの視点に立つことで、メリハリのあるトレーニングができる。

さて、16日の本番を前に2日から毎日行っていることがある。
それは、検温と体調報告である。
大会本部から送られてきたアプリに2週間、毎朝検温と体調報告を記載することが義務付けられている。
例年、大会前に横浜開港資料館で行われていた説明会もオンラインで実施することになり、可能なかぎり人と人が接触することのないように配慮されている。
外国から参加の選手は大会当日までホテルに隔離され、レース当日にホテルから会場に移動するというバブル方式(大坂なおみが出場したテニスの全豪オープン大会などが成功事例である)で運営すると聞いた。
こうした安全や安心を担保する根拠ある仕組みを採用し、しっかりと大会運営を進めていることを評価したい。
人はどんな困難な状況でも立ち止まった後は、生きている限り、最善を尽くして前に進むしかないのだから。

そして、いよいよ16日日曜日、レース本番。
この日のプレゼンテーションを最高に楽しみたい。

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執筆者

川村隆一

川村 隆一

ファンサイト有限会社
代表取締役

1952年1月生まれ。
日本大学芸術学部卒業。
日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科(現)グラフィックデザイン科専任教師、株式会社Cカンパニー、株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立。
資生堂・イオングループ・キリンビール・マツダ等の企業コミュニケーション/広報活動のためのディレクションとプランニングを手がけてきた。

【書籍】「企業ファンサイト入門」日刊工業新聞社刊 2006年
【賞】経団連海外広報センター最優秀デザイン賞(横浜銀行アニュアルレポート)

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