【筋トレ用具】
朝、14キロと少し走った。
時間にして、90分ほどだ。
1時間を過ぎて、”おやっ”と思ったことがあった。
いつもに比べて、楽なのだ。
なんと言ったらいいのか、臀部から太腿に乳酸が溜まっているような、じわりとした重苦しい感じがなく腿がスムーズに上がる。
それは、たまたまその日がお天気が良く、さらに前夜、久しぶりに酒を抜いたことが原因ではない。
走りながら、腿を上げているのが腹筋だということに気がついたからだ。
無意識のうちに腿を上げる時、腹筋を軽く締めていたのだ。
誤解の無いようにもう少し追記するが、決してスピードがグンと速くなったのでも、30キロ40キロ平気で走れるようになったということでもなければ、シックスパックに腹が割れたということもない。
感覚として音で表現するならば、ドタドタではなくクイックイッという感じで、以前に比べ、楽に走れるようになったということである。
こうして、以前よりも楽に走れるようになった要因は1つしか見当たらない。
それは、春から続けている筋トレである。
4月以降、新型ウイルスの広がりでいろいろなものが止まった。
通勤、学校での講義、得先との打合せ、そしてトライアスロンの定例トレーニング。
トレーニングは週に2~3回、泳いだり走ったり自転車を漕いたりしていたが、公営のプールは閉館し、所属しているYTRI横浜トライアスロン研究所の練習会もなかなか思うように実施できない(いまは、以前通りとまではいかないが、それでも随分元に戻ってきたが)状況だった。
そこで、YTRIの滝川コーチからリモートでの筋トレとストレッチを組み合わせたストレングスを週2回、定期的に開催するという提案があり、僕はそのプランに乗った。
火曜日と金曜日、19時30分から21時まで。
火曜日は下半身を、金曜日は上半身と分け、じっくりとそしてみっちりと鍛える。
この筋トレを始めた頃は、翌日、翌々日と筋肉痛で悲鳴をあげていたが、いまではその痛さもそれほどでもなく感じられるようになってきた。
兎も角もこうして半年以上続けてきたことが、ようやくカタチとして現れてきたのだと思う。
最近では、妻も参加するようになった。
妻が云うには、なによりも肩が楽になったことと、楽に歩けるようになったと喜んでいる。
これは僕も同感である。
実はここ数年、膝に痛みと違和感を覚え、通院していた。
医師には、加齢からくるもので致し方ないことだから無理しないようにと言われた。
これで、いよいよトライアスロン競技への参加は無理かと、半ば諦めかけていた。
しかし、この筋トレで、こうした膝の痛みからも開放された。
けだし、「筋肉は裏切らない」は金言である。
これからも、火曜日と金曜日のトレーニングを、妻と共に出来る限り長く続けていきたい。