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第478号『映画「おおかみこどもの雨と雪」を観た』

【花と雨と雪】
【花と雨と雪】

月曜日、試写会で細田守監督の新作『おおかみこどもの雨と雪』を観た。
やられた。
おそらく、今年最高、いやそれ以上の作品になるだろう。

2006年『時をかける少女』
2009年『サマーウォーズ』
そして、今年2012年『おおかみこどもの雨と雪』

細田作品に共通するのは、大上段に構えたお話でも、瞬く間に問題を解決るすヒーローが登場するでもない。
いや、むしろ、小さな日常世界のありふれた風景のなかで、ごくごく普通に暮らす人々との関わりを通して、主人公があがき、悩み、踏ん張りながら、成長していく様を等身大で描いている。

でも、それでいて、きちんとエンターティンメントとして成立している。
これが、この監督の魅力であり、凄さでもある。
一言でいえば、「ファンタジックなのに、リアル」なのだ。

なにしろ、あれよあれよいう間に主人公の花は、‘おおかみおとこ’と恋に落ち、雨と雪という名の‘おおかみこども’のおかあさんになる。
荒唐無稽である。
しかし、作品『おおかみこどもの雨と雪』は、一人の女性が恋愛から出産、母へと、そして、子供たちの成長の過程を通して、誰もが直面する普遍的なテーマをファンタジックに、且つリアルに描いている。
こんな展開ありえない、と思うのだが、不思議と心の真ん中にストンと落ちてきた。

演出 細田守、脚本 奥寺佐渡子、役者 宮崎あおい、作画 貞本義行 山下高明、音楽 高木正勝、・・・。
まるで、1つ1つの才能の糸を紡ぎ、いままで見たこともない織物になるように。
これこそが、映画の楽しさだ。

この日は、一般公開前のジャパンプレミアだった。
来週、25日はパリでのワールドプレミア。
すでに、アメリカをはじめ、数カ国での上映も決定しているとのこと。
オスカーも射程圏内ではないか、と思えるほどの出来だと感じた。
日本での劇場公開は、来月7月21日から。
もう一度、劇場で観たい。

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