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第474号『心地よさ』

【愛用の珈琲茶碗】
【愛用の珈琲茶碗】

横浜の仕事場で寝起きすることが多く、めったに市川の自宅に帰れない。
そこで、友人に家具付きで貸すことにした。
そうはいっても、全てを置いてもこれない。
しかして、大掃除となった。
捨てて、捨てて、捨てた。

そして、分かったことがある。
捨てる、あるいは、残す、基準のようなものがあることに。

では、その基準とは何か?
一言でいえば、上質なモノは残し、高級であっても上質でないモノは捨てた。
結果、愛着があるモノ、あるいは、喜怒哀楽な物語があったモノが残った。
なるほどと思った。
高級さとは他者の判定に準じたものであるのに対して、上質さは自分の価値判断で選んでいるものなのだな、と。

ブランド神話に、翻弄されていた若い頃とは嗜好が変わったのかもしれない。
ブランド品であろうがなかろうが、この靴は美しい、この器はやさしい、この寝具は心地よい、この時計は壊れにくい・・・などなど、価値判断は自分の発見であり発明である。

結局、それほど多くのモノがなくても生きていけるのではないか。
いや、むしろ、どうしても残しておきたい本や音楽、そして、使いたい器に囲まれての生活の方が心地よさそうだ。

心地よい暮らしがしたい。
誰もが、願うことであろう。
ただ、そのカタチはそれぞれに異なる。
なぜなら、人の暮らしはひとつとして同じものがないから。

つまるところ、自分にとっての上質さを育てることこそが、豊かな暮らしではないか。

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