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第411号『取捨選択』

【旅立ちを待つ本たち】
【旅立ちを待つ本たち】

あけましておめでとうございます。
年末、憂鬱な数日を過ごしていた。
というのも、今月末にアトリエの引っ越しを決めた。
その最大の難関、本をどうするかで頭を悩ましていたからだ。

ともかく、いま現在も積もりに積もって足の踏み場もない状態をなんとかしなければならない。
しかも、すべてを持って行くことは物理的に出来ないことも判ってはいる。
しかし、それぞれに思いのある本を処分することに抵抗がある。
しかるに、鬱々とした気分だった。

意を決した。
そして、どうしても読みたい本を100冊、選ぶことにした。

本棚の前に座り、しばし眺める。
本を手に取り、ページを捲る。
線を引いている、書き込みもある。
なぜ、線を引いたのか、どんな想いで書き込みをしたのか、それを確認しながら、残すものと捨てるものを分け、用意した段ボールの箱に入れていく。

取捨選択。
選ぶということは、捨てるということである。
こうして、数日かけ選んで捨てた。
目標の100冊ではどうしても収まらず、その倍以上になってしまったが、それでもなんとか納まりのよい状態にはなった。

選んだ本を棚に並べてみる。
なぜ、この本が残ったのか。
なぜ、この作家なのか。

なるほど、こうしてみると、おもしろいことに僕が関心をもっていることや、好きなことが見事に浮かび上がってくる。
さて、捨てる本はどうしたか。
ブックオフに売ろうと、廊下に並べ置いた。
こうして、本を選び捨てることを友人の朝日オリコミ、戦略本部本部長補佐鍋島裕俊氏に話した。
鍋島氏はわざわざアトリエまで訪ねてくれ、残った本を眺め言った。
「ブックオフには売るな。」
「本の価値の判るところに売るべきだ」と。
その助言に従うことにした。
いよいよ明日、雑司ヶ谷にある古書店、往来座が引き取りにきてくれる。

2件のフィードバック

  1. 処分してしまうという本の山から、数冊の本を抜き取り、いただいて帰りました。ありがとうございました。
      *  *  *
    読み始めたら、ところどころ、マーカーでカワムラさんがつけたとおぼしきラインがひいてある。
    それを読んでいると、「本の純粋な内容」と、「読んだ人が、何が気になったかという事」が、同時に感じられて、重層的な面白さを感じました。自分としては、いままでに、あまりない読書体験でした。

    そんなことを考えているうちに、読み巧者や有名人が、マーカーをひいたり、かきこみをした書籍なんてのも価値があるかもしれないなあなどと思い始めました。これは骨董的やコレクション的な意味の価値ではなく、内容としての価値ですので、印刷されたり、電子書籍でもよい。

    「ワタミの社長が読んだドラッガー」とか、「ウォルト・ディズニーが読んだグリム童話」とかとか。
    他にも、ひとりの人間ではなく「◯◯編集部が読んだ○○」とか…。
    皆さん、誰の書き込みを見てみたいですか?

  2. うくれれウサギさん、コメントありがとうございます。
    なるほど、書き込みのある本、おもしろいアイデアですね。
    こんど、これをネタに一献やりましょうか。

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