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第233号『母の思い出』

【鶴の橋】
【鶴の橋】

出張で大阪にいた朝、義妹から電話がきた。
朝の電話は、あまり嬉しくない。
なぜなら大概、イヤな知らせが多いからだ。
受話器の向こうから、義妹の「母が亡くなった」との声が震えていた。
その場で、何度か義妹、地元の友人、従兄弟と連絡をとり、通夜が火曜日、葬儀は水曜日と決まった。
月曜日、朝から夜まで普通に仕事をし、火曜日の朝一番の飛行機で青森に向かった。
月曜日の夜、少し飲んだせいもあり、危うく寝し過ごしそうになる。
この飛行機に乗り遅れたら、午後1時の出棺そして火葬に間に合わなくなるのに。

悲しみが湧いてこない。
なぜ、こんなにも冷静でいられるのだろうと思った。

高校を卒業し、東京に出てきて、もう30年年以上にもなる。
いまさら、自分が青森に帰るわけにもいかない。
さりとて、年老いた親を、長年馴染んだ仲間や親戚縁者のいる地元を離れさせ、都会暮らしをさせるのも、忍びない。
だから、首都圏に住まいをしているならともかく、親元から遠く離れているということは、親の死に目に立ち会うことは叶わぬこと。
東京で働くこととは、そういうことでもある。

「男は仕事してこそ男だ」常々母が言ってくれた言葉だ。
だから、きっと必死に仕事をしていれば、不義理を重ねている僕を許してくれる。
そんなことを無意識に自分に都合よく、解釈してきた。

青森空港からバスとタクシーを乗り継ぎ、実家に戻る。
納棺されている母は、まるで静かに眠っているようにもみえた。
母の頬にそっと触れてみた。
それまで、冷静だったはずの僕の中の何かが、動いた。
幼いころからの思い出が頭の中を駆け巡り、溢れるものを堪えることが出来なかった。

もう二度とこの手で、母に触れることが出来ない。
でも、母の思い出は僕の中に強く息づいている。
僕が生きているかぎり、母と共に生きていることでもあると思えるようになるまで、もう少し時間がかかりそうだ。

合掌


本日4月13日金曜日、オフ会のお知らせです。

■■祝 ファンサイト創立6周年記念オフ会■■

今年の桜は少し、かわいそうです。
早く咲き、冷たい風と雨に晒され、散っています。
母の思い出を噛み締め、散ってゆく桜を愛でたいと思います。
さて、恒例となりました、宵の口からの観桜オフ会のお知らせです。
今年は趣向を変え、隅田川沿いにある浜町公園でBBQをしながら葉桜を眺めながらの宴です。
13日金曜日、14時ごろからのんびりと飲んでます。
場所は都営新宿線浜町駅下車1分。
浜町公園バーベキューエリア。
お待ちしてます。

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