第186号『さくら咲く』

【再校原稿】
【再校原稿】

満開の桜並木を歩く。
爽快。
うーんと背伸びする。
ようやく重い荷を降ろした。
数ヶ月ぶりの軽やかさだ。

この間、年末年始も土日もなく原稿を書き続け、やっとのことで完全入稿までこぎつけた。
まるで、山の頂に登ったようでもあり、42.195キロのフルマラソンを走り終えたような気分でもある。
(ちょいと大袈裟か・・・)

本を書くに至った顛末である。
事は大概、些細なことから始まる。
昨年9月、得意先との打ち合わせも無事終わり、一杯飲んだ帰りの電車でのことだ。
弊社営業部長、菅澤の突然の一言から話は振って沸いた。
「カワムラ、本を書けよ」(彼とは大学時代の同級生である)
酔って茫洋とした頭で聞いていたからか、「ふーん」と生返事をした。
他人事にしか聞こえなかった。
彼が続けて言った。
「カワムラが提唱している、ファンサイトって考えてみると、そのコンセプトと仕事でやっていることと会社の名前が見事に合致しているよね」
「これってなかなかないことだと思うよ。本にする価値があるんじゃないか」
魔がさしたのだろう。
その時、なるほどと妙に腑に落ちた。
後になってみると、恐らく酔った勢いがそうさせたようにも思うが「うん、書く」と口をついて出た。

3日後、菅澤から連絡が入った。
「カワムラ、明日、日刊工業新聞社のSさんを訪ねてくれ、話はしておいたから・・・」
いきなり、なんのことかと聞けばファンサイトの出版企画のプレゼンをしろとのことである。
「知り合いか?」と尋ねると。
「いや、飛び込みで電話を掛けた」と。
一事が万事、こんな按配で話は進んだ。
プレゼンで、企画書を提出したのが9月、翌10月後半、S氏から連絡を頂く。
「出版企画会議で了承されました。来年4月の完成を目標に頑張りましょう」
ここからまた、七転八倒、抱腹絶倒の日々。
詳細はまたの機会に譲る。

とまれ、さくら咲く。
弊社5回目の創立記念を迎える今月、上梓する運びと相成りました。
題して『企業ファンサイト入門 極楽クラブの秘密』乞うご期待!!!

■■祝 ファンサイト創立5周年記念オフ会■■

本日4月7日金曜日、4時ころから桜の木の下でとりあえず飲んでます。

場所はJR四谷駅下車、上智大学横にある中央線と平行している土手の桜並木の周辺にいます。
(うまくすれば今年もソフィアアカペラ合唱隊の歌声を聴きながらの一杯です。)

場所がわからない方は川村まで連絡ください。
070-5558-7399 ファンサイト 川村です。
久しぶりの方も、いままでメールでの遣り取りだけの方もお待ちしています。

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