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第133号『日記』

2003年9月28日、晴天。

この日、アナハイムにあるエジソン・スタジアムにメジャーリーグ、シアトルマリナーズの長谷川投手と彼を囲む子どもたちがいた。

長谷川がオリックスからメジャーに移籍した最初の球団がアナハイムエンジェルスだった。
その、地元アナハイムや隣町のロスアンゼルスに住む子どもたちを中心に、長谷川の主催するベースボールスクールに参加した子どもたちとの縁が続いている。

そして、長谷川と子どもたちとの間で執り行なわれた奇妙な光景をみた。
それは、ボールの握り方や、投球フォームについて、あれこれ指導するといった姿ではない。

長谷川は子どもたちから、ノートを回収しているのだ。

聞けば、このノートには、子どもたち一人一人が、ほぼ毎日の思いや、ベースボールへの疑問、質問などを書き記した日記であるという。
長谷川はこの日記に目を通し、コメントを付けて返すのだ。

長谷川自身、毎日、日記を付けている。
特に登板後は、ストライクゾーンを分割し、どこにどんな球種を投げ、それがどんな結果だったのかを一球一球克明に記録しているという。
つまり、よい結果を生むときの自分のからだの動きや感覚を言語化することによってその結果を確認しているのだ。
この作業を繰り返すことによって、行動と目標とのずれが見えてくる。
この感覚を意識化することができれば、おのずと結果は現れてくるのだ。
日記を書くことの意味はここにあるのだ。と。

なるほど!
自分もまねることにした。

そして去年、一年を通してほぼ毎日、日記を書いた。
それが果たしてどれほどの結果を生んだのか、自分の中で、まだ評価は定まらない。
しかし、もし、日記を書いていないとすれば、ほんらい向かうべき目的や目標など、日々の仕事や生活のなかに埋没していたであろうことは疑いの余地がない。
それが、日常のしたたかさである。
日常は意志や目的を矮小化し、消化していくのが常である。

だから、今年も日記を書き続けようと決めた。

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