第73回 ルイトモ

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イタリアの超有名ブランドのニセモノではありません。 
若い人の言葉で「類は友を呼ぶ」の意味です。殆どの方は知ってますよね?

このような日本語の変化に対して眉をひそめる意見も多く、私も若い女の子が
電車でいきなり「○○じゃね?」というのを聞いて「ピキッ」と頭の中で音がする
経験を何度かしたことがあります。
長年の歴史の中で培われた言葉はそれが日本人の意識の中で情緒的な意味
をもって形成されてきたものであるからこそ、サウンドとしての美しさがあると思うのですね。

しかしかといって全てを否定するつもりはなく、ときとして「なるほどよく縮めたなあ」と
思わされてしまうものもあります。時代と共に言葉は変化するものだと思います。
それよりもその言葉本来の意味をしっかり理解されず、本来の言葉自体が軽視される
ことのほうが問題だと思うのです。

まあどうであれ「ルイトモ」は真理だ、と思います。前置きが長すぎましたね。

ある信念や信条、軸となるものを自ら定め、それに向かっている人たちというのは一種の
「匂い」を感じます。前向きにがんばっているだとか、人には負けないこだわりがあるとか、
人への思いやりがあるとか、とても優秀だけどそれを鼻にかけたりせず、柔軟な発想をできる
だとか、人生を楽しむスタンスを分かっているだとか。

そんな匂いがする方々が私は好きなので、そこを感じよう、共有したいとか勉強させてもらいたい、
というアプローチが向こうの方にも伝わるのか、とてもよい出会いがたくさんあります。
そこで気がつくととても質の高い人々が集まっていて、その人たちとの連動が相乗効果でさらに
大きなパワーを生みだす。そんな「ルイトモ」をどんどんどんどん繋げていって、いいにおいのする
「ルイトモ」集団でいい仕事ができたら、それに勝る充実感はないですよね。

厳しい現実の中でそれは理想だといわれるかもしれません。確かにそんなに甘くない、という
意見もあるかと思います。ただ、「類は友を呼ぶ」が「ルイトモ」であるように、否定ばかりでは
面白くない。本当の意味を理解しつついいものは受け入れる、理解しあえる、柔軟な感覚をもった
優秀な方々とこれからどんな展開が待っているのだろう。そんな期待感を感じるここ最近です。

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