先日ある方から「医療とITの連動活用」に関するプロジェクトのお話をお聞きしました。
私が昨年あるバイオベンチャーの広報業務を担当させて頂いた経緯、現在進行中の製薬会社のウェブサイト制作や、著名な医師の先生方とのお仕事をさせて頂いていることもあり、医療関連のプロジェクトのお話をよく聞かせて頂くことがあるのです。
その中で「一般の市民の方々に対して医療に関する情報を正しく分かりやすく発信していくという大きな流れ、運動が国、企業、医師を含めて起こりつつある」という実感を感じています。
それはもちろん昔から幾度となく繰り返し「そうあるべきだ」と提唱されてきたのですが、一般市民の私からすれば今までは「まだまだ」というのが正直な感想。
いろいろな医療関連の方のお話を聞いていく中で考えてみれば、一般市民と医療の接点は本当にたくさんあって、しかも多くの人が真剣に考えている問題であったのだという極めて当たり前の事実に立ち返ることが重要だと思ったわけです。
かなり昔に母に自分のぼろぼろになった母子手帳やへその緒を見せてもらったとき、わけもなく感動したこと。
友人や兄が子育ての過程で、子供の病気に関して真剣に悩む姿。
日記が出産を期に赤ちゃんの写真満載の成長記録にがらりと変わった友人。
そのような「いのち」の営みは「ウェブ」を使うことによって、失われつつある家族愛を再発見するきっかけにもなると思うし、さらに「医療」との融合をも実現できる可能性が出てきたのです。
医療の最前線と、極めて人間的な営みをウェブがリンクすることで多くの人がいのちの悩みや喜びを共有し、豊かな社会生活を送ることのお手伝いができるなんて。
そんなプロジェクトの数々に「まだまだ道は長いけれどライフワークとして十分に値するValue~価値のあるものだ」心がうきうきしてしまうここ最近です。