私と妻が311以降に「生き方を変えよう」と思い立ち、もうすぐ4年が経過しようとしています。
最も変わったのは食事とエネルギーです。
食事に関しては以前にもお伝えした通り、妻が会社勤めをやめ、安全な食べ物で体の免疫力を高めるのが健康を保つ第一の方法だということから、自然農をしている方々との交流を深めながら、大豆を自分たちで育て、味噌を作ったり、新鮮な野菜をそういった方々から購入。
「自宅ベジ」になってからだいぶ経ちますが、ストレスは全く感じず、逆に体がそれに慣れて軽い感じがしています。
またエネルギーについて。
これもいかにして東電の電気を使わずに生活できるのか、ということをテーマに、太陽光による蓄電池「ナノ発電所」を購入。
これを使って映画の上映会を開催したり、実質的には妻のパソコンとスマホは太陽光で100%リカバーできている状況で、部屋の契約アンペアも見直したくらいです。
これを開発した「システムトークス」のI社長にもいろいろとお世話になっています。
そのI社長に今回、特別に作ってもらった最新作の太陽光パネル「Sun Pad」の白バージョンの試作品をご覧ください。
私らがデザインしたメッセージ「LOVE the EARTH NO NUKES」のロゴがしっかりとプリントされています!!


これは鞄に入れて持ち運びのできる太陽光パネルで、そのままスマホやiPadに繋いで充電できるというスグレモノ。iPhoneなら、晴れた日には90分でフル充電できるという高性能で、しかもとても軽い。
「このバージョンを開発するのに栁澤さんご夫妻のことをイメージするところから始めたんですよ。」
I社長が 話してくれたストーリーに感激しました。
商品開発は通常スペック(性能)から入るのが定石ですが、I社長は私らの使用シーンを想像して、これを作ってくれたそうなのです。
専門的な物理や電気の話には本当に疎い私たちですが、このシステムトークスの商品は、311後に知り合った私たちが知る限りでも、もの凄いスピードで技術革新を行い、性能や軽さがどんどんアップしてきています。
私らが最初に購入したのは太陽光で回る扇風機ですが、最初にそれを充電して回した時の感激は今も忘れられません。
なんというんでしょうか。風すらも自然のエネルギーで回っていると思うと「やさしい気持ち」になるんです。
電力が落ちてきてもイライラしない。
「機械に対してやさしい気持ちになる」という生まれて初めての経験でした。
原発反対と唱える以上、代替案として自分らのエネルギーをどう賄うか、というのは日本人にとって最重要課題だと思います。
そこで私たち市民が個人レベルでこの「やさしい感覚」を理解し、実際に経験し、原子力に頼らずとも生活できるということをできる限り発信していくことが今の私たちがすべきことなのだと思っています。
I社長、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします!