
どうしようかとちょっと考えましたが、やはり書かずにはいられません。
先日安倍内閣は、十分な論議もしないまま閣議決定で「集団的自衛権行使」を採決しました。
これで自衛隊は、アメリカを中心とする同盟国を守るべく、戦場での戦闘行為に参加することになります。
1990年代に同じような手法で、アフガニスタンに派兵したドイツは55人の死者を出しました。
ちなみにアメリカは2331人、イギリスは453人、カナダは158人、フランスは86人、イタリア48人、デンマーク43人と続きます。
その時も「戦闘行動には参加しない、後方支援だ」との名目だったそうですが、現実的には毎日戦闘に巻き込まれたそうです。
それは当たり前のこと。戦場で敵の中で「彼らは後方支援だ」と見分けてくれるなどあるはずもない。
今回の暴挙に対して、官邸前では6月30日、7月1日の2日にわたって大規模なデモがあり、いてもたってもいられずに妻と参加しました。
本当に多くの人達が怒り、声を、こぶしを上げていました。
30日は4万人、1日は6万人が集ったそうですが、ほとんど報道されていませんよね。
このままこの国がどんどん情報統制、言論統制されるなか、重税にあえぎながら、戦地に人を送り、そして放射能はもれ続けている。
ここ数年のうちにもっと大きな変化が間違いなく起きるでしょう。
私に子供はいませんが、日本を担うはずの子供達が戦地に行き、または日々放射能を食べ、飲み、吸い続け、いつ死ぬかもしれない時代がそこまで来ているというのに、その時になって何もせず、嘆き悲しむだけなんて最悪です。
何か一つでもいい、真剣に考えて行動する時期はもう来ているということをどれだけの人が自覚をしているのか、私にはまだ分かりません。
デモを終えて新橋の町に下りれば、官邸前の喧騒が嘘のように、仕事帰りにほろ酔いで歩く人たちの姿に、虚無感を感じることもしょっちゅうです。
しかし、それでも歩みを止めずに発信を、そして行動を続けていきたいと思っています。
