都議会での「ヤジ事件」が波紋を呼んでいますね。
女性に対する一部の男性の意識を象徴するような話ですが、ヤジられた女性議員が泣きながら話す姿に違和感も感じました。
彼女は政治家です。
そして政治家である以上は論争でなくてはなりません。
しかしほかにはそのような品性のカケラもない、しかし議員になっている人間を相手にしなければならない現実もある。
彼女も大変傷ついたでしょうが、私が原発事故後に知り合った福島の女性たちとどうしても比べてしまいます。
彼女らは家族を、伴侶を、友人を亡くし、子供に放射能を浴びさせることに自分を責めながら、それでも立ち上がり声をあげています。
それが現実なのに、それでもネット上で彼女たちに対する心無い罵詈雑言が浴びせられるそうです。
それでも彼女らは毅然と立ち上がり戦っているわけです。
彼女には政治家としての大変な試練でしょうが、心負けずに頑張って欲しいと思います。
また、だらしないなと思うのは野党の男性議員。
政を行う場所で、人格を否定するような低俗なヤジに対してなぜその場で怒らないのか。
だらしなくないですか？と思ってしまう。
いずれにしてもあんまり引っ張りたい話題ではありませんが、まずはヤジった側の意識をしっかりとさらし、政治家としての品位を白黒ハッキリさせること、そして野党の男性議員にしても、同じようなことをしっかり考えてもらうという意味でしばらく追いかけざるを得ないようです（悲）