先日、横浜から2時間の埼玉 深谷の商工会議所で、SNS&タブレット講座なるものを教える講師として行ってきました。
思えばもう8年ほどになりますか、ここファンサイトでお世話になりウェブ業界に入ってから、人の前で講釈するなんて感無量。
一度ファンサイトに在籍中、和歌山の商工会議所で同じように講師を務めさせていただきましたが、あの頃からファンサイトで教わった教えは何ら変わらない不変のものとして私の授業の軸としてカリキュラムを組みました。
1995年にウィンドウズ95が発売、本格的に一般の方々にインターネットが普及してから12年ほどの間に、人々が受け取る情報量はなんと600倍以上に増えたそうです。それに対して人が情報を処理できる能力は1.09倍にしかなっていないとのデータ。
情報量が莫大に増えたなかで、しっかりと商品やサービスの価値を伝えなければ、選んでもらえない時代になったということなんですね。
受講生は埼玉の事業者さん。お煎餅屋さん、不動産屋さん、整骨院の先生などさまざまな職業の方が来てくれましたが、みなさん熱心に聞いてくれました。しかしフェイスブックがこれだけ普及しても、その使い方や細かい設定など覚えることが結構あって皆さん苦戦をしているようです。
ファンサイトにお世話になったころから痛感していますが、多くの人がコストがかからず、かつ成功すれば大きなリターンもあるとネットを打ち出の小槌のように考えているところがあります。
ある意味では事実なのですが、コストは時間というかたちで確実にかかっているし、ウェブ戦略というものをしっかり立てないと、時間ばかりかかってしまってその割りに効果が出ず挫折・・というのが多いようです。
しかし別の視点から見れば、事業者のみなさんが思い入れをもってつくりあげてきた商品やサービス、会社としてのストーリーなどをたな卸ししながら伝えていく、とてもいい機会だと思います。
何がみなさんの会社のウリなのか、それを応援してくれるファンはどこにいるのか、そしてその人たちは何に魅力を感じてくれているのかを探すという意味でも、ウェブ戦略を考えることは、その事業全体を考えることになるというメッセージを伝えていけたらなと思っています。
一度終わって私も非常に多くの気づきがありました。さらに伝わりやすく、分かりやすく、そしてモチベーションのあがる言葉を選んでブラッシュアップしていきたいと思います。