第293回「恐怖」

長崎へ飛ぶ飛行機からの富士山
長崎へ飛ぶ飛行機からの富士山

最近心にずーーーと思っていることがあります。
それは「恐怖」というものの存在です。

いま人間が作りだす、世の中に起こりうる不条理や悲しい出来事は、すべて「恐怖」が関係している、ということです。
おカネを失う恐怖、健康を失う恐怖、友人に嫌われる恐怖、仕事を失う恐怖・・・

挙げてみれば一つ一つが確かに胸に突き刺さる、そんなふうに実感を伴う感覚です。
そして、さらにいまこの国を動かしている人々の言い分も、すべてその「恐怖」を解消することを目的にしていると感じます。

しかし私は思います。
「恐怖から派生して考える解決策は決して恐怖を克服することはできない、そしてその恐怖を克服するのは希望しかない」と。
よく「希望や夢ばかりいうな」という批判もあり、それも当然理解をできますが、私がいいたいのはもっともっと本質的な人間としての観念なのです。

その恐怖を克服する希望とはなにか。
ことが物凄く本質的なものなので、あまし決めつけずに、自分なりに考えて実行していきたい。
そしてそれをみなさんと共有できたらいいな。

今年はこのブログが最後の投稿になります。
気分のよくない投稿もあったかと思いますが、この1年間、私の拙い文章にお付き合いいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
まだまだ未熟者ですが、少しでも成長したいと思っています。
また来年、よろしくお願い致します。

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