第257回 NPO法人「ともに浜をつくる会」

怒涛のようなイベント続きの10月が終わり、もう今年も残り2カ月となりました。
昨年の末、横浜を拠点に動きたいと思いがむしゃらに動き始めてきましたが、正直私が予想していた以上にこの町でのつながりができてきた実感をひしひしと感じます。

とにかくこの町は、外から来るモノや人に優しい。器が大きいというか、それをすんなり受け入れる「柔らかさ」があるとつくづく感じます。
そして皆この町に対する思いがとても強い(笑)。その不器用ともいえる思いの強さが私は大好きです。
先日あるNPOの会長とお会いする機会がありました。
それは「ともに浜をつくる会」といい、名の通り埋め立てられてしまった横浜の沿岸に砂浜を取り戻そう、ということをスローガンに活動しています。

会長である石田氏は、元本牧の海苔漁師さんだった方ですが、埋め立てに伴い陸へあがり、市内で建設会社を興し、今では市内の重鎮として各団体の会長職などを兼任するいうなれば「地元の名士」です。
石田会長は横浜市民であればたいていの方が知っている市内の有名企業の経営者の方々とも懇意にしており、その有名企業もこのNPOの会員として名を連ねていらっしゃいます。

今横浜市にある自然の砂浜は、金沢区の野島公園にある数数百メートルのみ。私が横浜に越してきた頃にあった砂浜は、今やシーサイドラインが通り、今ではその先の人工砂浜があり、毎年潮干狩りの人で賑わっています。
進化と自然との調和をどう取っていくか、これからの時代を生きる人間にとっての究極のテーマだと思います。
ただしこのプロジェクトは本当にスケールが大きい。時間とお金、そして何より賛同してくれる人が重要です。
私を育ててくれた横浜をこよなく愛し、自然を愛する私としては、この活動に対して心から賛同、微力ながらお手伝いをさせていただきたいと思っています。
またここでその活動に関してはご報告します。楽しみにしていてくださいね。

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